The Glorious Flight: Across the Channel with Louis Bleriot July 25, 1909 (Picture Puffin Books)
- Puffin Books (1987年8月1日発売)


- Amazon.co.jp ・洋書 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9780140507294
感想・レビュー・書評
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飛行士ルイ・ブレリオがドーヴァー海峡を渡ってイングランドに到達するまでの挑戦を描いた絵本。
1901年、フランスはカンブレ。パパ・ブレリオは家族と自動車に乗っている最中に飛行船を目撃する。
ブレリオは自分も飛行器を作ろうと思い立つ。
ブレリオ1号も2号も3号もとうてい空を飛ぶには及ばない。けれども明らかに進歩はしている。7号ともなるとプロペラ機として様になっている。でもまだまだ。
1909年、7月25日、ついに11号がお目見え。午前4:35分、友人のアルフレド・ル・ブランがプロペラを回す。モーターが咳き込む(この表現とても好き)。
「パチパチと音がして、轟音がうなる。ブレリオ11号は草原をガタガタと走る。"彼女"は速度を増し、とつじょ空へ這いのぼっていく」
ハイライトであるこの37分間の飛行へ向けて、本書はわりと淡々と語られる。でも、だからか、なんかじわじわと感動が押し寄せてくる。絵がまた味わい深い。ブレリオ11号を19世紀的な格好をした英国人たちが迎える場面の絵が特に良い。
(ちなみに本書で描かれるブレリオの顔は小説家のマルセル・プルーストそっくり。気になって写真があるか調べてみたら、口ヒゲのボリュームと尖り具合がハンパなくて可笑しかった)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
873words RL3.5 460L
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1984, Ages 4-8
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