Thinking, Fast and Slow

著者 : Daniel Kahneman
  • Penguin (2012年5月10日発売)
4.36
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  • 5レビュー
  • Amazon.co.jp ・洋書 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780141033570

Thinking, Fast and Slowの感想・レビュー・書評

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  •  タレブ先生に「アダム・スミスやフロイトの著作に匹敵する新たな古典」と言わしめた、「行動経済学」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6 の始祖であり「プロスペクト理論」等で2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン先生の40年に及ぶ研究の集大成。
     と言っても、一般読者向けに書かれたもので、各章10ページ程度で(と言っても40章近く有りますが。。)意表を突く様な興味深い事例が多く紹介されてますので面白く読めます。(英語も平易です。)
    人間の脳の働きを、直感的な「速い(ファスト)思考(システム1)」と論理的な「遅い(スロー)思考(システム2)」の相互作用とみなす、進化心理学の「二重過程理論」https://en.wikipedia.org/wiki/Dual_process_theory#cite_note-Stanovich.26West-11 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E6%80%A7 を使って説明し、前者(システム1)が、意思決定の際に様々な認知バイアスを引き起こし(間違った判断をし)てしまう症例が各章に解説されていきます。
     では、こうしたバイアス、エラーがあることを本書によって学べば、明日から経済学が想定する様な合理的な正しい意思決定ができる様になるのでしょうか?(→プロのトレーダーはバイアスに打ち勝ってトレードしている、と書かれてます。)
     カーネマン先生は結論でこう仰ってます。
    「私たちは、自分自身の判断や意思決定をどうしたら向上させられるだろうか。・・・一言で言えば、よほど努力をしない限り、ほとんど成果は望めない。・・・システム1に起因するエラーを防ぐ方法は、原理的には簡単である。認知的な地雷原に自分が入り込んでいる徴候を見落とさず、思考をスローダウンさせ、システム2の応援を求めればよい。・・・だが残念ながら、最も必要なときに限って、こうした賢明な手段はめったに講じられないものである。」(P.417)

    文庫版はこちら↓
    http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC-%E4%B8%8A-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E6%84%8F%E6%80%9D%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E6%B1%BA%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%8B-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%96%87%E5%BA%AB/dp/4150504105/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1451131749&sr=1-1&keywords=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%88%26%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC+%28%E4%B8%8A%29%3A 

    動画
    10分でわかるアニメ書評
    https://www.youtube.com/watch?v=uqXVAo7dVRU 

    本書出版時のカーネマン先生のGoogleで講演
    https://www.youtube.com/watch?v=CjVQJdIrDJ0 

    書評等
    ファスト&スロー(上・下) ダニエル・カーネマン著 「直感」と「論理」から意思決定を考察 (東京大学教授 松井彰彦)
    http://www.nikkei.com/article/DGXDZO50768610Z10C13A1MZA001/ 

    「ファスト&スロー」(カーネマン著)より
    http://blog.livedoor.jp/randdmanagement/archives/52114722.html 

    書評 「ファスト&スロー」
    http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20130403 

    バカが多いのには理由がある問題の大半は”ファスト思考”という意思決定機能が大きく関わっているらしい。
    http://matome.naver.jp/odai/2140482621278319401 

    二つのSystem
    http://www.avocado-fes-thought.com/psychology/2-systems/ 

  • 9か月もかかって読み終わった。いつものことながら、最初の半分ぐらいを読むのにすごく時間がかかったが、最後の1/4は3週間ぐらいで読めてしまった。読んでいるうちに、すいすいと読めて、面白くなる本だった。半分から4/5ぐらいの部分はなるほど、なるほどと読めた。ゆっくり読んで ためになるというか いろいろ考えさせられる本である。アメリカでベストセラーになっているというのが すごいなと思う。日本では全く売れていないのに。今月は emperor of all maladiesも日本発売となっているが、どれほど売れるやら。まだ書評にすらのってない。それに、内容が古くならないうちが面白いんのだが。
    それにしても英語の本が翻訳されるスピードというのはすごいものがある。9か月もかけて、なんで英語で読んでいるんだろうというと、ゆっくり読むことに意味が確かにあるはずである。

  • marina square内の本屋で査収 201211

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