Justice: What's the Right Thing to Do?

著者 :
  • Penguin
4.06
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780141041339

作品紹介・あらすじ

Michael Sandel's "Justice: What's the Right Thing to Do?" invites readers of all ages and political persuasions on a journey of moral reflection, and shows how reasoned debate can illuminate our lives. Is it always wrong to lie? Should there be limits to personal freedom? Can killing sometimes be justified? Is the free market fair? What is the right thing to do? Questions like these are at the heart of our lives. In this acclaimed book Michael Sandel - BBC Reith Lecturer and the Harvard professor whose 'Justice' course has become world famous - gives us a lively and accessible introduction to the intersection of politics and philosophy. He helps us think our way through such hotly contested issues as equal rights, democracy, euthanasia, abortion and same-sex marriage, as well as the ethical dilemmas we face every day. "One of the most popular teachers in the world". ("Observer"). "Enormously refreshing...Michael Sandel transforms moral philosophy by putting it at the heart of civic debate". ("New Statesman"). "One of the world's most interesting political philosophers". ("Guardian"). "Spellbinding". ("The Nation"). Michael Sandel is the Anne T. and Robert M.
Bass Professor of Government at the University of Harvard. Sandel's legendary 'Justice' course is one of the most popular and influential at Harvard. Sandel is the author of many books and has previously written for the "Atlantic Monthly", the "New Republic" and the "New York Times". He was the 2009 BBC Reith Lecturer.

感想・レビュー・書評

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  • 洋書でも十分読める。併せてiTunes Uでの講義を見ると理解しやすい。

  • 全てを理解できたわけではないが、
    正義および社会構造を功利主義、自由主義、モラルの三点から考察している。
    功利主義と自由主義については具体的な例を用いて分かりやすく説明されていたが、
    どうもモラル(moralとvirtue)について自分の理解があやしい。

  • I started to read the kindle version of this book.
    思ったより平易な英語で読みやすい。まあ先に邦訳を読んであって内容が分かっているせいもあると思うが。
    ところでkindle versionは登録できないようであるが、今後電子書籍が広まったらISBNとかどうなんのかな(笑)

  • 2016/12/02 読了
    社会問題を用いて身近なところから哲学を出発させるのは良いと思った。

  • 日本語版を読んでいたからか、英語版も頭のなかによく入ってきて、英語の勉強には最適だった

  • 最近(2010年2月)NHKで著者が東大で講義している番組見て著者に興味を持ったので読んでみました。

    題名の通り正義について何をすることが正しいのかについて書かれた本である。

    著者は、米国ハーバード大学で、30年近く政治哲学を教えられているサンデル教授。
    本作の中で代表的な正義の在り方は、一般的に、功利主義、自由主義、そして第三の主義として、正義とは、徳を育み公益を判断することだと示され、著者は第三の主義を支持する。

    それぞれの考えに、日常的な例、非日常的などのさまざまな例が挙げられ説明される。例えば、一人の命を犠牲にすれば、三人の命が救われるという状況での正義、中絶・体外受精で第三者の女性を用いることの正義、他国と自国を区別し、愛国心を持つことについての正義、ゲイまたは、レズビアン同士の婚姻についての正義などである。


    使われている言葉・表現は比較的平易だが、扱う内容は哲学的で難解な部分がある。私の場合、単語の意味は分かっているのだが、文章全体の意味を理解するのに、何度も読まなければいけない場面が多々あった。「正義」という古代からの真理を追究する作品であるから、難解であることは仕方ないであろう。

    正義を判断する上で、著者はアリストテレス(前384-322)、カント(1724-1804)、現代のジョン・ロールズ(1921-2002)など政治哲学者・道徳哲学者の著者からの考えを引用し、説明する。

    著者が第三の主義を擁護する理由は、第一の主義と第二の主義の欠点からである。まず功利主義には2つの欠点があり、その1つは、正義と権利を計算の事柄にしてしまっている点である。もう一つは、全ての人間の価値観を同一視している。


    次に自由主義の欠点は、我々が公共の生活を望んでいるということを無視しているということである。我々は、本質的に公共の生活を望んでおり、他者がいるからこそ我々は、名誉や富を求めるのだ。

    正義は、有益性を最大化にすること、または、選択の自由を確保すること、というだけでは単純に達成されないのである。正義を達成するために、我々は、良き人生について協力して考えるとともに、必然的に起こりえる不一致に対して他人を親切にもてなす精神を創造する必要がある、というのが筆者の主張である。


    軍隊でさえも、海外に委託しているなど、驚愕の事実も多く例示される。興味深い本でした。先に述べたように使われている(英語の)単語・表現は比較的簡単でした。確かに個々の単語は難しかったかもしれないが分かり易く表現されている印象を持つ。

  • 日本語版より読みやすいけど
    内容が難しいから日本語版と照らし合わせて読むと理解が深まる。
    内容はとても面白く、ためになる本だった。

  • 哲学関係の本はちょこちょこ読んできたけど特に目新しいこともない。何であんなに売れたことになっているのか分からない。

  • (マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学」)


    日本語訳は一度読んでいるのだけど、英語の勉強がてら原著を読んでみた。原著と翻訳とだと読んだ印象に結構差があるが、これは読んだ印象がとんど変わらない。読みやすいだけでなく、原著の雰囲気を忠実に再現した翻訳なのだろう。

    二度目の読書で印象に残ったのは、リバタリアニズムもユーティリタリアニズムも、十分に検討されきっていないこと。コミュニタリアン的な立場から批判的に検討されてはいるものの、まだまだ検討の余地がある。だから、サンデルの主張をそのまま鵜呑みにしてしまっては、正義について自らの頭で考えるという本書の狙いは達成されない。サンデルが依っているコミュニタリアニズムも含めて、読者一人ひとりが考えなくてはいけないのだろう。

  • 顧問先のお客さんからの紹介で購入。未読のため☆一つ。「Wood くん、もう読んだかね?」と言われたものの、読む本の順番としては、随分先になりそう(涙)順番を入れ替えて読まないと(アセ

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