- Amazon.co.jp ・洋書 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9780141301136
感想・レビュー・書評
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頭のいいきつねの父さんのおはなし。
Dahlらしく、悪者がばっちいわー。
人間が悪者。そりゃー、きつねにとってはそうね。
いろんな動物が集まって晩餐会してるのがかわいいや詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
森の穴に住むキツネと、3人の農夫との戦いです。
おデブな養鶏業者Boggisに、鴨とガチョウを飼育する太鼓腹のチビBunce、それに七面鳥を飼育しリンゴ農園を持つヤセのBean。この3人は、いつも農産物を盗んでいくキツネを退治しようと立ち上がる。キツネたちの住む穴の周りを取り囲むと、キツネたちは外に出られず、餓死寸前のピンチに。そこで、愛する妻と子供たちを守るべく、Mr.Foxはある作戦を開始する。
困りますよね、農作物を荒らす動物たち。よくテレビのドキュメンタリー番組なんかで、そういった動物たちを様々な方法で撃退しようとする過程を見ます。でもいたちごっこでなかなかうまく行かなかったりして。
それがねぇ、この本を読むとね、動物たちを応援してしまうんですねぇ。なにしろキツネだけじゃないんですよ。飢え死にしそうになっているのは。しかもみんな、たくさんの子供たちを抱えた家族だからなおさら応援しちゃうんです。
しかし、作戦遂行中に出会うアナグマが、自分たちのしてることはドロボウなのではないか、とちょっと考えるんですね。この辺は、児童書らしく、これは本当は悪いことなのだという罪悪感をちょっとだけ芽生えさせる意図が見えます。ところがそれに対するMr.Foxの答えがね、良いんですよ。胸打たれるものがあります。
ラストは、もう、笑ってしまいます。人間ってアホやねぇ、と。出た、ダールの皮肉! って感じ。農夫たちには悪いけど、気分爽快です。
読了日:2006年7月28日(金) -
ケチで意地が悪くて変わり者の農場主3人が、農場から鶏や七面鳥を盗んでいくMr. Foxを殺すために一致団結。
Mr. Foxは、愛するMrs. Foxと4匹の子ギツネたちを守るために、知恵を絞って応戦します。
人間離れした農場主たちと、愛情にあふれた、人間味豊かなキツネ一家の対比が、すごくいい。
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Mr.Fox一家と金持ち農場主との戦いです。自分たちの都合だけを考えて山を崩していく人間たちと、空腹の中でも必死に知恵を絞るMr.Foxたちとの対比が良いです。
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総語数:9,145語(計225,301語) -
我が家のDahlコレクション。
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YL3.3 9000語
キツネと農家のかけひき。農家がこっけいです。
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