- Amazon.co.jp ・洋書 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9780141322766
感想・レビュー・書評
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火のないところに煙はたたぬとは、こういうときにも使えるのだろうか。ダールの書くお話の核となるような体験や出来事がちりばめられていて、新鮮だった。やはり体験があってこそ、あれだけ面白いお話になるのだろう。
そして今から100年くらい前の世界は、別世界であんぐりするようなことがいっぱいあり、その中を生き延びていったすべての人たちがなにやらいとおしく感じられた。
ダールの兄弟についてはあまり個性などは語られていないが、お父さん、お母さんの魅力的な性格は伝わってきた。一読の価値のあるお話だ。 -
いたずらのエピソードは微笑ましいのですが、学校で体罰を受け深く心が傷ついたこともあり、「教育は金儲けビジネス」と批判したりしています。著者の母親はノルウェーからイギリスへお嫁に来て、夫の先立たれた後も小さな子供たちを女手一つで育て上げた肝っ玉母さん(?)。そんな母親に対する著者の愛情がところどころで感じられます。著者が母親に送った手紙がいくつか載せられています。
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text stats
Fog Index: 8.6
Flesch Index: 71.5
Flesch-Kincaid Index: 7.0
Words: 36,746 -
ロアルドダールが子供時代のエピソードを語っている。両親の祖国ノルウェーの様子やUKの学校の様子などがわかって面白い。ダールが書いた児童書の背景がよくわかる本。ダールが好きなら必読。