East of Eden (Penguin Modern Classics)
- Penguin Classics (2014年4月3日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (720ページ)
- / ISBN・EAN: 9780141394893
感想・レビュー・書評
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この名作を何故もっと早く読まなかったのか。己の中にある「悪」とどう向き合うのかをテーマとした物語。聖書の中に出てくるTimshelというヘブライ語の解釈を通し、神が人間に命令や約束するのではなく、人間自らが選択するのだというメッセージを含む。カインとアベルの逸話を下敷きにした親子2代の兄弟(アダムとチャールズ、アロンとカレブ)を軸に話が進むが、アイルランド系移民の大家族の物語も所々に挿入され、その家族の末裔がジョン・スタインベックという構成。アダムの世話を何でもこなす中国系アメリカ人のリーが秀逸。
この物語はジェイムズ・ディーンで映画化されたということと、成田美名子の漫画CIPHERがモチーフにしているということしか知らなかったのだが、映画は観たことがない。どうやら原作の一部しか映画化されていないようだ。これだけ長く濃い話なのだから、映画にするのは確かに無理があるようにも思う。一方の漫画は、数回読んで、流石の成田美名子という内容だが、原作を読んだ今また再読したら新たな発見があるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
What can break a human? Who brings light into the world? This book showed me many ways to answer these questions. Did not at all feel as long as it looks.
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