Gulliver's Travels (Penguin Classics)
- Penguin Classics (2003年2月25日発売)


- Amazon.co.jp ・洋書 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9780141439495
感想・レビュー・書評
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最初の二篇を幼いころに読んだきりだったので、ずっと続きを読んでみたいと思っていました。ガリバーの思い込みの強さに終始イライラしてしまったのですが、そんなところも含めて“風刺”の一冊だなぁ、と。奇天烈な冒険を繰り返した末にガリバーは最後Houyhnhnmsに心酔して人間嫌いになるわけですが、追放された先で頭のおかしい浮浪者にしか見えないガリバーを受け容れるポルトガル人漁師めっちゃ人格者じゃないですか。人間社会を散々風刺しておきながら希望をちらつかせる感じ?視野狭窄と安易な断定には気を付けようと思いました。
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ガリバーさんが小人の国と巨人の国と馬の国に行ったお話。
レベル2なので読みやすかったです。 -
まず、英語の文体としては、18世紀前半に書かれたものにもかかわらず、非常に読みやすいもの。古さを感じさせない。
現代において当作品は一般的に「児童文学」として人口に膾炙しているが、間違いなく、これは世界屈指の「風刺文学」であると思う。著者・Swiftの技巧に脱帽。
日本人にとっては、アニメ映画でお馴染みの「空飛ぶ島・ラピュータ(「ラピュタ」ではない!)」が出てくる他、何と「ジャパン(日本)」そのものが島として登場するので、大変興味深い内容である。一説によると、作中に出てくる「Yahoo」という種族の名が、あの某検索サイトの語源だそうな。 -
小人の世界に迷い込むガリバーの話は誰もが知っているでしょう。ガリバーは小人の世界だけではなく、巨人の世界や空飛ぶ島ラピュタ、馬が世界を支配する国にも冒険します。冒険を重ねるごとに人間社会の醜悪さを感じ、終いには人間不信に陥ってしまうガリバーの心境変化が見事。
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