Pride and Prejudice (Penguin Classics)

著者 :
制作 : VivienJones  VivienJones 
  • Penguin Classics
4.02
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本棚登録 : 165
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780141439518

感想・レビュー・書評

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  • 身体的接触の多いダンスパーティーの場面においてすら、登場人物達は巧みに言葉を交わし合い、互いを理解しようとする。すごく理性的に恋愛をする人達の話だと感じた。
    19世紀イギリスの田舎町を舞台に、「幸福な結婚」を主題として、登場人物達の個性が精緻に描写されている。身近にこんな人いるなって思いながら、楽しく読める作品。

  • Audible。ナレーターは"Gone Girl" のRosamund Pike。映画版のJaneでもあったんですね。

    正直あまりロマンス小説好きではないので、ジェイン・オースティンはずっと避けていました。ロマンス要素があるミステリー、ロマンス要素がある家族小説、コメディ、とかは別に好きでロマンス要素も楽しいのですが、それだけがメインの、ハーレクイン的ながっつりロマンス小説、っていうのはどうも飽きてしまって通読できない(あくまで個人的な好みの問題です)。
    ただ、他の本でよく取り上げられているし、面白そうなパスティーシュもいくつかあるので、まずはみんな大好きな本作から、と思い、しかも無料でナレーターもロザムンド・パイクだし、と思ってダウンロードしました。

    結論から言うと、すみません、やっぱり長年皆さんに愛読されるには理由がありました。19世紀の作品なので当然現代の価値観とは違うところもありますが、意外なほどモダンで独立心があり、機知にとんだ主人公エリザベスがすごくよいし、周囲にいい具合にうざい人々が散在していて、もう両肩をつかんで揺さぶりたいというか何だったらひっぱたきたい(暴力はいけません)ような感じだったりして、これは楽しいわ、と思いました。文章もうまいんですよね…。ミスター・ダーシーのカッコよさにそこまで期待していなかったのも良かったのかも。私の好みの男性では全くないので(個人の好みです)。

    映画も実はあまり見てないんですが、Emmaを下敷きにしたClulessもいいコメディだったし、基本無料の(でも有名な人が読んでる)バージョンがあるので、他のオースティン作品にも挑戦しようと思います。なめててすみませんでした。

  • 電子書籍で無料だったので、読んでみたが長かった。映画見ておらず、事前情報無しだったが、ナポレオン戦争時代のイングランド田舎町の婚活事情を描いた内容。いとこ同士で結婚するのが当たり前なことに驚いた。ユーモアのポイントとしてはウザキャラのコリンズと、娘が嫁げば何でもアリの母親のキャラか。

  • "We all love to instruct, though we can teach only what is not worth knowing."

  •  オースティンの主人公で、エリザベスが一番好きだ。機転に富んでからりと明るい。一方で「オースティンには情熱がない」という批判も頷けるが、そこが面白くもある。
     幸せへの鍵はあくまで理性と良心を重んじること。恋する男女は相手の資産と収入、親類の地位を算盤で弾いてから、想い人本人の人柄・容貌と秤にかける。その現実的な計算と恋心がどう動くか。
     そして何よりの魅力は登場人物たちの人柄と欠点のカラフルさ。いつか自分や身近な誰かがしでかした(またはしでかすだろう)失敗を、ユーモアでコーティングして面白おかしく鑑賞しているよう。
     とくにお母さんのMrs. Bennet。身近な人に似ていて、つい笑ってしまう。19世紀初頭にこのユーモアセンスとは。お父さんのMr. Bennet の乾いたユーモアもよい。Mr. Collines もずるい。肉親の意見や善意の助言が全然当てにならないところにも、書いた当時20才そこそこだった著者の冷静な視線を感じて面白い。

     シャーロットをめぐる物語は、女性の立場の弱さを映す面もあり、そういう意味では悲しいが、彼女の図太さと、手に入れられる幸せを確実に掴む賢さには唸らされてしまう。立派。

  • 英語か少し古く、かなり読みづらかった。
    古典的な恋愛小説。映画も良かったけど、小説も良かった。

  • ダーシー氏の根回し力には目を見張るものがある。彼に行動を起こさせるきっかけを与えるのは愛情だが、その力を遺憾なく発揮させるには金とコネが必要だ。

  • 傑作として名高い作品のため、読んでおくべきだと思った。18世紀イギリスを舞台に、中・上流階級の結婚や恋愛事情を皮肉的に描く。主人公ジェーンと相対するダーシーを取り巻く面々が非常に個性豊か。ジェーンがさばさばしつつも、知的で可愛らしくもあり、好感が持てた。何故ここまで好評価なのかは謎。読み易く、まとまりはあったが題材が面白くなかった。アメリカの学力テストに頻出する単語が多くあり勉強には最高。

  • 授業で読んだのですが、結構昔に書かれただけあって、難しい単語や今はもうあまり使われない様な単語、それに時代背景なども理解しないと、少し読みにくい物語だとは思いました。
    ストーリーは、とても読み応えが有りました。エリザベスのダーシーに関する悪い思い込みと、彼の尊大な態度によって、最初の二人は大きくすれ違っているのですが、ジェーンとビングリー、ウィカムやレディ•キャサリン、様々な出来事の中でお互いに対する意識を改めていき、エリザベスは特に、ダーシーに対して彼女が最初に持っていた考えは全て彼女の思い込みだったという事に気づき、最終的に二人は結婚して幸せで充実した生活を送る、というものです。
    私は両方読みましたが、英語だけでも、または日本語だけでも、どちらでもおすすめです。

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