Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking-Glass (Penguin Classics)

著者 :
制作 : HughHaughton 
  • Penguin Classics
4.17
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本棚登録 : 58
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780141439761

感想・レビュー・書評

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  • 不思議の国のアリスと、その続編として書かれた鏡の国のアリス。
    鏡の国のアリス中心に読みました。
    鏡の国に入っていくアリスは、不思議の国に入ってしまうアリスよりも冷静で、出てくるキャラクターに対して冷めた感覚を持っているように感じました。
    ナンセンス詩が出てきたり、理解しようと思うと難しい部分もありますが、”言葉の持つ意味を決めるのは自分”とハンプティダンプティが言っているように、どんな風にも解釈できて面白いです。
    赤の女王や白の女王、双子など、対になっているキャラクターが登場する意味も考えてみると面白いなぁと思います。

  • 短大の時に購入したエディションを読んだので、同じペンギンでも実際は表紙が違いますが、まあよしとして。

    このお話はこどもの頃、日本語でも読んだし、短大のときにも読んだけれど、今、この歳になって原書を読んで、あらためてこの作品のユーモアや英語の面白さがわかった気がする。短大生の頃は筋を追っていただけで、言葉の面白みまでわからなかったことがよくわかった。

    私はThrough the Looking Glassのほうが好きだけど、それはAlice's Adventures... のころから5年経ったアリス・リデルのために書いたものだから、英語やユーモアもそれに伴って高度になっているからかもしれない。

  • ダブリンの古本屋で買った。本当はもっと版が古くて、1962年のもの!英国ならではのライムや、少しブラックな感性が散りばめられていて、読んでて笑ってしまう。ちょっとシュールな挿絵もいい。

  • 「児童文学」の傑作として名高い当作品だが、ジョン・テニエルによる挿絵が妙にリアルで怖い反面、内容解釈に役立つ。文体としては平明なのだが、著者・Carrollが「言葉遊び」に深く拘る人物であったためか作品中にもそれが反映され、注釈を頼らなければ解釈しづらい部分が存在する。
    内容としては、たまに支離滅裂な展開がある(「Alice-in-Wonderland」という「空想的な・非論理的な」を表す英単語の生成はコレに起因する)。けれども、全般的に面白い。それも、解釈・展開に不明瞭さをもたらす原因として先程挙げた「言葉遊び」が、内容に対しては面白さをもたらしているおかげなのかもしれない。作中に出てくる「チェシャ猫」は元々「grin like a Cheshire cat(理由もなくにたにた笑う)」という英語の成句から由来したキャラクターらしい。
    ちなみに、主人公アリスは、実在の人物がモデルというのは有名な話。

  • ADA

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