Blink

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  • Amazon.co.jp ・洋書
  • / ISBN・EAN: 9780141888217

感想・レビュー・書評

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  • Outlierという本を何年も前に読み、その本がなかなかおもしろかったことを思い出し、同じ著者マルコム・グラッドウェル氏の別の本を読んでみました。ブクログに登録して、初めて邦訳が出ていたと知りました。だったら日本語で読めばよかった・・・。



    長時間考えた末の結論よりも、最初の直感で、物事の本質を見抜くことができる。そしてその反対も同様に、最初の直感、つまり偏見に頼ってしまうがために、真実を見逃すこともある。そのような事例が多数書かれています。

  • 行動経済学に関する啓発本を洋書で読むのはこれが4冊目(他は「Predictably Irrational」, 「The Art of Choosing」, 「Thinking, Fast & Slow」)。内容もそうだが文中で扱われるエピソードも重複するものが多いので、言わば「予習」が十分できていた状態だったため非常に読みやすかった。使用されている単語もこの4冊の中では一番簡単だと思う。

    印象に残った点を挙げると、

    ・我々は提示されるサービスや商品の品質そのものでなく、それらが置かれたコンテクストを瞬時に読み取り、その良否を判断している。
    ・ある状況を判断する際、情報やそれを処理するためのルールは多ければ良いというわけではない。むしろ余分な情報やルールはより本質的な情報を処理する際の妨げとなる。
    ・専門家が瞬時に判断を下すことができるのは、数多くの経験により判断の基となる認識パターンが蓄積されており、この豊富なデータベースと目前の客体とを照合しているため。
    ・極端な興奮状態や、判断に十分な時間が与えられない状況下では、人間の感情移入能力が自閉症患者と同程度まで低下し、様々なコンテクストが眼中に入らなくなり、冷静な判断が下せなくなってしまう。
    ・専門家でなくとも、瞬時の判断が行われる「場」をコントロールすることにより、よりよい判断を下すための状況を作り出すことは可能である。

  • 面白い事例が多く記載されていた。結論はあまりたいした内容じゃなかったかな。

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