Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy
- Penguin (2017年7月6日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9780141985411
感想・レビュー・書評
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アメリカにおけるビッグデータの分析の悪例を挙げ、それらの多くが実は貧富の格差を広げたり人種差別を増長することに加担していることを示した本。タイトルはWeapons of Mass Destruction(大量殺戮兵器)をもじったもの。Mass(大量)をMath(数学)にすることで、数字が多くの人々の生活を脅かす兵器となるという意味を込めている。一見中立に見えるデータの陰に偏見や差別が分析する側が意識せずとも存在しているというのがよくわかる本だった。
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数学のモデルが乱用された結果として引き起こされる社会的帰結の問題提起。冷静な筆致で分かりやすく書かれていて貴重である。
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