Millions of Cats (Gift Edition) (Picture Puffin Books)
- Puffin Books (2006年10月5日発売)


- 本 ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780142407080
感想・レビュー・書評
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物語に登場するおじいさん・おばあさんは「孤独」であることが多い。それで赤ん坊が待望されたりするんだけど、
今回はおばあさんが、「ネコさえいたらなあ」と言いだす。
そこでおじいさんは、はるばるいくつも丘をこえてネコを探しにいく。するとついに(なにがついにかわからないけど)、ネコでおおわれた丘にたどりつく。
(このくだりまできてすっかり本書が好きになった。こういうバカバカしさ最高。その後も期待を裏切らない)
おじいさんはそこからいちばんきれいなネコを持って帰ろうとするんだけど、どれもこれも捨てがたく、けっきょくぜんぶ連れ帰ってしまう。その数なんと、何百万、いや何十億、いや何兆。
道中、水を飲ませれば湖が干上がってしまう。
草を食ませれば丘が禿げ上がってしまう。
困ったおばあさんはみんなにエサをあげられないと嘆く。
そこでおじいさんは、ネコに決めさせようと無責任なことを言いだす。
すると、ネコたちは、ぼくが、わたしが、いちばんきれいだと主張する。しまいにはケンカに発展してしまう。ほとんどネコ戦争。
おじいさんとおばあさんは急いで家の中へにげこむ。
しばらくして、窓から外をのぞいてみると、たった1匹のネコしか残っていない。
しかも、やせっぽちで、毛並みの悪い仔ネコだ。なにが起きたのかおじいさんが尋ねると、ネコはこう答える。
「ぼく(わたし)はかっこうの悪いちっぽけなネコにすぎない。だから誰がいちばんきれいかと訊かれても黙ってた。だからだれもぼく(わたし)のことを気にかけなかったんだよ」
けっきょくそのネコがおじいさんとおじいさんに可愛がられ、世界でいちばん美しいネコになりました、という話。
流行に群がって競合したってなんの意味もないよ、ニッチ最高!あるいは、マイペースに我が道をいくのがいちばん!
というような、本書の発しているメッセージも好み。
なんかおじいさんがめちゃくちゃなことやったけど結果オーライというテキトーさがなにより最高。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
YL 1.5〜2.5 970語
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おじいさんとおばあさんの二人暮らしは寂しいということで、
猫を飼うことにしました。
おじいさんは猫を連れてくると行って出かけました。
そして猫がたっくさんいるところに着きました。
それからが大変です! -
二人暮らしのおじいさんとおばあさん。
「さびしいから子猫を一匹ほしいわね。」とおばあさんが言うのでおじいさんは猫をさがしに出かけます。
野を越え山を越えて行くとなんと丘をうめつくす、それこそ100まんびきの猫がいました!
どの猫がかわいいなか?と選んではみたけれど、どれもかわいくてみんな連れて帰ってしまいました~。
さあ、大変! -
S太朗4歳10ヶ月で出会った本。S太朗はカバーの絵で、あまり興味を示さなかった。私は終わり方がなんだかあっけなくて、びっくりした。1回読んだだけでは意味がわからないかな。。。
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(4歳1ヶ月)
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上記「100まんびきのねこ」は、ペーパーバック(英語)も、おすすめです。
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老人は、たくさんの猫の中から、飼い猫にする猫を1匹選ばねばなりません。<BR>965語、32ページ。
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民話のような物語。絵本の古典ですね。繰り返しが楽しく、娘のお気に入り。英語は簡単。930語
WandaGágの作品





