Land of My Childhood: Stories from South Asia, 1400 Headwords (Oxford Bookworms Library)

  • Oxford Univ Pr (2010年10月30日発売)
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Amazon.co.jp ・洋書 (96ページ) / ISBN・EAN: 9780194792356

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  • 可もなく不可もない短編集。インドやスリランカの地元の物語といったかんじ?

    以下あらすじとネタバレ


    Carapace スリランカ
    主人公の女の子は裕福な男との結婚が決まりそう。最近ちょっといい感じになっていた別の男に「これから私たちどうなるの?」とやんわり問う。しかし男ははぐらかし、「どうせまた連絡してくるっしょ。それより海が綺麗だぜー」のテンション。で、実際どっちの男とどうなったかは描かれないが、そいつの電話番号は暗記しちゃっててもごもごリピートしてるところで終わる。
    タイトルのCarapaceは「甲羅・甲皮」。はぐらかし男が地元の料理人で、エビ料理を作ってたからか?

    The Inspector of Schools パキスタン
    地方の学校の視察を仕事としている主人公は、教育現場の環境の悪さに絶望しながら村を回っている。今回の村の学校は建物すらなく、毎年移動しながら使って良いとされた土地で野外授業をしていた。ただ、そこの教師は教育にとても熱心で子どもたちも優秀だった。政府が教育に資金をかけない方針で、なんでも経費削減しようとする体制なことに悲しみと虚しさ、建物や教科書が欲しいという期待に応えられないもどかしさで主人公は苦しみながら村を後にする。

    The Intelligence of Wild Things インド
    母の話す物語が大好きだった姉と弟は、姉は結婚を機に、男は大学進学の為にインドの母の元を離れた。長い間音信不通だった弟と母だが、母の日危篤の知らせで姉が弟とともに帰省する。すっかりアメリカに染まっていた弟だったが、船から見た飛び立つ鳥を見て母国語で姉に呼びかける。母は死に際に子どもたちに会いたい会いたいと言いながら亡くなる。言葉を使わずとも分かり合える野生動物を思いながら、姉は弟に母の物語を話そうと決意する。

    The Kite-maker インド
    国家の内乱で息子とも離れ離れになった夫婦の話。夫は妻の笑顔が見たくて凧祭りに向けて鳩の凧を製作する。祭りの前に試しに飛ばしてみたところ、突風に巻き込まれて凧はどこか彼方に飛ばされて行ってしまい2人は絶望する。しかしエイド(また違う祭り?)の前日の夜、髭もじゃの見知らぬ男が兵士たちに連れて来られて、記憶を失くしていたが鳩の凧の残骸を見て記憶が戻った彼らの息子だという。内乱の境目の向こうで発見されたらしい。エイドの奇跡?

    The Stepmother スリランカ
    父親が再婚し、継母が気に食わない主人公の少年は靴を買いに行くわよという指示に逆らう。同じくその女を嫌う召使いも家を出ていくことを決意。少年は腹いせに真新しいアルミラ(戸棚)の扉を力強くで壊した。それは継母から体罰を受け、それに憤った父に継母を追い出してもらうことを狙ったものだった。しかし継母の方が一枚上手で、罰は受けさせないという。その代わりアルミラの修理代を少年に出してもらうと宣言。それは少年が欲しくてたまらなかった自転車のためにと貯めていたお金だった。言い返せない少年は、大工さんたちを手伝えば、修理代の半分は持ってあげるわよと言われ、屈辱の中しぶしぶと承諾する。

    The Night Train at Deoli インド
    祖母の家に行く途中に電車が10分停車するデオリ駅で、大学生の主人公はみすぼらしくも、とても印象に残るカゴ売りの少女と出会う。目が合い、カゴを一つ買った後もお互いを忘れずに数ヶ月後にも駅で再会し、必ず迎えに行くからと約束する主人公。しかし大学卒業後何度もデオリ駅で駅員や売店の主人に訪ねるも、行方は分からない。(After readingを参照すると、身分違いの恋の話だったことが予想される。主人公が男ってどこかに書いてあったっけ?少女は結婚が決まり、姑のために家事をすることになり、カゴ売りをやめたっぽい。)

    A Devoted Son インド
    貧しい家庭に生まれ育った主人公は親孝行だった。頭は賢く、親を敬い、大学に進学後は医師になり、富をも手に入れた。それでも親孝行だった。近所の教養のない太った女の子と結婚し、親とともに住み、母の最期を愛を持って見送った。父親はだんだんと息子の成功に興味が持てなくなり、死んだふりや唾を吐き出すといったことをする嫌な老人になってしまう。それでも息子は見離さず、食事制限、外気浴、投薬と、父の為に親孝行を続ける。もう死なせてくれ!薬は嫌だ!と騒いでも、息子は親孝行をやめず、決して死なせない。

    Missiya, the Wild One スリランカ
    村に魅力的で男たちを虜にしてしまうミーシャという女の子がいた。幼い主人公は彼女の秘密、森で男たちと何をしているか、どう生きているかを知らずに懐いていたが、ある日母親にもう関わるなと言われ距離をとる。ミーシャが25を過ぎたころに、住んでいた穴蔵から赤子の遺体が発見されて警察が来たが、彼女は顔を上げ、いつもの笑顔で主人公にほほえむ。村中で魔女とも言われていたミーシャは確かにある意味ではそうだったのかもしれない。

    For a Horseshoe Nail インド
    30000ルピーのために腎臓を1つ売った主人公はバスでの帰宅中具合が悪い。みんなやってるし心配ないと持ちかけられたが、村に帰ると恋人が不安そうに出迎える。同じく村から腎臓を売りに出た男が昨日死んだという。お金で色々家族に楽をさせてやりたいなどと夢見ていたが、主人公に明日はあるのか。

    YL3.9
    RW16937

  • YL3.8 - 4.0 語数16937 2023.8.3★SHM まだ1話目しか読んでませんが、それぞれの人物の 人生のターニングポイントがテーマのようです。 1話目は スリランカの結婚適齢期?の女性が主人公でした。 好きな男性がいるのだけど、彼女の母親が激推しの別の男性が現れる。 その人はオーストラリアのシドニーでバリバリ稼いでいて 家も持っている。母親は 自分の幸せも含めて娘に この結婚を望んでいる。 それに比べて 娘の好きな男性は そんなに安定した職業ではないし なんだか煮え切らない。 どうしたらいいのか? というお話しでした。 結末は はっきり書いてないパターンで妄想が広がって面白かったです(笑)

  • 総語数:16937

  • 所蔵:2F 多読本 837.7/O93/4

  • 第一話:察してちゃん。
    第二話:現場の声は上部に届かない。
    第三話:無理やり追い出したのだから、彼はもう戻ってきませんよ。いくら呼んでも。
    第四話:凧が行方不明の息子を生きたまま連れてきたが…。
    第五話:継母と継子の「雨降って地固まる」。
    第六話:彼女にたった数回しか会っていないのに、思い入れが強すぎる。駅と言うシチュエーションのせいか。
    第七話:食い物の恨みは恐ろしい。薬なんかのまねぇ!
    第八話:若いから決断が遅れた。その後は下り坂。
    第九話:腎臓を売って大金を得たが、予後が不安のような。

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