An Introduction To Quantum Field Theory (Frontiers in Physics)

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (864ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780201503975

作品紹介・あらすじ

An Introduction to Quantum Field Theory is a textbook intended for the graduate physics course covering relativistic quantum mechanics, quantum electrodynamics, and Feynman diagrams. The authors make these subjects accessible through carefully worked examples illustrating the technical aspects of the subject, and intuitive explanations of what is going on behind the mathematics. After presenting the basics of quantum electrodynamics, the authors discuss the theory of renormalization and its relation to statistical mechanics, and introduce the renormalization group. This discussion sets the stage for a discussion of the physical principles that underlie the fundamental interactions of elementary particle physics and their description by gauge field theories.

感想・レビュー・書評

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  • 序文でBjorken and Drellの次を担うテキストを目指す、とある。

    計算の過程も技術もかなり丁寧に書いてある。むしろ丁寧すぎるので、常にいま、全体のどこにいて、何を目指しているかを意識する必要がある。

    章末の問題では、発展的な話題を扱っている。

    妥当な仮定のもとで大まかな計算を進め、破綻が生じると、修正的なアプローチで計算を精緻にしていく記述。複数の導出法も試みている。

    初めて英語で物理の専門書を読んだが、語学的には戸惑うことは少なかった。書き方にもよるのだろうが、すいすい読めた。マンドル本等で先行して日本語で概念と現象だけは押さえていたことは大きい。

    ヒッグス機構については、標準的なバージョンに加えて、複雑なバージョンも触れている。終わりの節でヒッグスボソンの崩壊パターンについても触れている。

    最終章では、ウィルソンの格子ゲージ理論や共形変換、超対称性についても短いが本質的に概説している。

    ヒッグス粒子が見つかる前であり、ニュートリノの質量の有無も仮定されている時代であることがかえって新鮮に感じた。

    英語で866ページを学ぶのは骨だが、不足している知識、理解が明瞭になり、最後のstring-theoryに触れて、量子場理論のスコープの広さとその確かさを謳った部分は感動すら憶えた。

    前提とされる知識:ファインマンダイアグラム、相対論的量子力学、散乱理論、統計力学の基礎

    ・ウィックの定理によって、基底状態から基底状態への状態遷移が、ファインマンプロパゲーターの積で計算できる。

  • 現在第11章を読んでいます。
    学生時代に良書だと勧められて読んでいます。
    計算をしながら解説を行うというスタイルをとっているので、とても実用的です。ただときおり説明をはしょっているところもあるので、理論面をもっと勉強したい方は、ワインバーグなど別の本を読む必要があるでしょう。
    ※読書ねっと(http://phys.main.jp/)で読書会主催者募集中!

  • 修士の時に輪講で読んだ。場の理論の入門書で非常に分厚いがこの本がベストかと言われればそうでもない気がする。もっと現代的な部分は別の本を読むしかない。

  • 卒研時代に相対論的な場の量子論に関する理解を得るためにたまに参照した。
    当時はどこが"Introduction"なのだ と思ったが、大学院の場の理論の講義を聞いて、確かにこれは"Introduction"なのだと思った。

  • 学部4年春・秋の自主seminar(中路)にて輪講中。現在Chap.10付近。所有。

    場の量子論の入門書と言えばこの本!……なのだが,分厚い上に高いし,やたら天下り的である。とりあえずざーっと読んで何となく理解した気分になるためには便利だが,それで満足せずに,もう少し著者の論理を疑って考えを深めることが必要だろう。

    <a href=http://www.misho-web.com/bookshelf/9>みしょのねこごや - Bookshelf No.9</a>

  • 言わずと知れた場の量子論の入門的教科書.良くも悪くも泥臭い.

  • 世界標準の教科書らしい。分厚いけど全体的に端的でテンポ良く書かれています。式を追うだけで一通りの基本的な計算はできるようになるかもですが、よくよく読むと説明が初心者向けじゃなかったり論理的じゃ無かったりする部分が割とあります。触れているトピックスは多いのですが、解説が不十分なために何のための話なのかまったく見えてこなかったりするところもあります。ゼミで使う分には有効ですが、独学用にはあまり向かないかもしれません。バラバラっと通読するなら無問題。

  • 修士課程のゼミで使った本
    クライン・ゴルドンからディラック方程式、
    ファインマン図、摂動、経路積分からゲージ場、
    標準理論、QCD、量子異常などなど
    きちんと計算と説明もされていて、よい

  • かの有名なペスキンとシュレーダーの場の量子論への入門書。まだ読んでないので、評価はしない。

  • 追いかけておいかけて。これ位の手がかりとあとは恒常性。

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