本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・洋書 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9780241956489
感想・レビュー・書評
-
顔のない写真花嫁たちの叫びが、訥々とした文章から聞こえてくるような本だった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本から米国に移民した男性たちに嫁いだ日本人女性たちの旅立ち(船路),米国の土を踏んでからの失望,落胆と苦悩の日々,二世たちの姿,日米開戦以降の強制収容までを,独特の文体で綴る傑作。最終章までは,日本人女性(一世)の視点から,最終章は米国人の視点から描かれていて,なんともいえぬ読後感です。
-
美しい文体の流れに任せて読み進める本。その美しい流れの中で描かれているのは、じっと我慢強く生き続けた(あるいは途中で命を亡くした)日系人女性達の過酷な運命。美しい文体が淡々と、悲哀に満ちた数々の運命を描写している事が印象的だった。
We の主語でずっと語られているのは新鮮だった。でもこの使い方により、日系人(We)がアメリカの社会で味わう孤独を効果的に表しているように感じた。題名もとっても良い。
全3件中 1 - 3件を表示