In Order To Live: A North Korean Girl's Journey to Freedom

著者 :
  • Penguin
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・洋書 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780241973035

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  • 他の脱北者と同じように、この人も脱北したストーリーを語っている。
    違うところは、彼女の人生は、かなり「運」があるってこと。
    ほかの脱北者は、例えば、収容所で拷問を受けた経験があったり、
    国境で警察につかまったり、
    人身売買で中国の農家に嫁として売り飛ばされたりするけれど、
    Yeonmiは拷問は受けてないし、
    運よく警察にも見つかってないし、
    売り飛ばされたりもしていない。

    北朝鮮で父親が捕まる前までは、
    生活も裕福な部類で、ご飯に苦労したことはほぼない。
    貧乏どん底になって、近所から蔑まされたりしても、
    この子に良くしてくれた北朝鮮エリートの青年は、
    本当に優しかった。

    中国の人身売買組織のHongwei(中年男性)は、
    Yeonmiをレイプしたが、
    実は何度もレイプは失敗に終わっていて、
    最後に話し合いで合意のレイプとなった。
    もちろんYeonmiは嫌だったけど、
    Hongweiが「Yeonmiが俺の妻になったら、
    母親、父親、姉を助け出す」って約束してくれたから、
    嫌々レイプを受け入れた。

    そして彼は約束を実行した。

    Hongweiは人身売買を仕事にしていて、
    色んな女性を見てきているけれど
    (もちろんレイプもしているはず)、
    Yeonmiには特別に何か魅かれる物があったんだと思う。
    人身売買では実際、奴隷のような扱いをされることが多い。

    中国からモンゴルに行くまでにも色々あったけど、
    最後はHongweiもYeonmiがモンゴルにわたって
    韓国へ行くことを応援していた。
    最後の電話で話したシーンが印象的だった。

    読み終わって、さっそくパソコンで調べたことは、
    このHongweiという男性。
    この人がいなければ、中国国内での安全はなかったと思う。
    そして、母親とも再開でき、父親とも再開できた。
    モンゴルから韓国までは
    クリスチャンの助けを借りながら国境超えをしたけれど、
    ゴビ砂漠を歩いてモンゴルへ行くのは、
    すごく過酷だった。真冬のゴビ砂漠は死ぬほど寒い。

    ネット上ではHongweiの情報は乗っていなかった。
    もし載っていたら中国公安に捕まってしまうんだろうな、きっと。

  • 凄まじい人生の手記だった。自分と同じ年代の人がこんな風に生き延びてきて、まだ生きていること、あんな世界から抜け出して自由な世界に今生きていることが信じられない。こんなフィクションのようなことが現実に起こったことだなんて信じられない。何度死の危険に直面しても生き延びて、今も精力的に活動しているこんな強い人が存在することが信じられない。やばい。
    あるとき偶然本屋で見つけてずっと気になってた本だけど、ペーパーバック見つけて買ってよかった。読んで本当に良かった。
    読んでる間まるでこの世界に生きてるみたいに引き込まれた。Animal Farmと偶然一緒に買って、「この世界、Animal Farmの世界みたいだな…」と思って読んでたけど、本文でAnimal Farmに言及されてて、その偶然に衝撃を受けた。
    国民もおかしな人たちかという偏見があったけど、そんなことなかった。何も変わらない同じ人間だった。

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