The Thursday Murder Club: The Record-Breaking Sunday Times Number One Bestseller (The Thursday Murder Club, 1)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780241988268

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  • 元気なじいちゃんばあちゃんが殺人事件捜査クラブを作り模擬捜査を楽しんでいたら本当に殺人が発生!警察を煙にまきながらなんだかんだ真実に近づいていく話。
    コメディというほどではないがユーモアを挟みつつ最後はしんみりとした結末。
    続編も気になる良作。

  • 老人ホームで未解決殺人事件を検証するクラブの会員4人は、「昔取った杵柄」を武器にホーム内で起こった殺人事件を解決しようと試みる。事件の解決と背景もさることながら、年老いていくことへの抵抗と諦めと哀しみを軽いタッチとユーモアを交えた文体で綴っている。最初のほうはスローペースでミステリーらしい内容ではないなぁと思ったけれど、後半はペースが速まって面白かった。

    ミステリーというよりは、人生の終盤に差し掛かったそれぞれの分野で高い評価を受けてきた人たちの物語。年寄りだからと一括りにしてはいけないな。自分ももう年寄りの域に入りつつあるけれど、気持ちはいつまでも若いのだし。

  • シニア向け高級住宅地で起こる殺人事件。
    そこに乗り出したのは、施設内で毎週木曜日に警察の未解決事件を推理している「木曜殺人クラブ」のおじいちゃん、おばあちゃん4人組、エリザベス、ロン、イブラヒム、ジョイス。

    警察をも手玉にとりながら老人ならではの人脈と知見で事件を調べていくと、明かされたのは仲間の過去を暴く悲しい真相だった…。

    ユーモアと悲哀の匙加減がいかにも英国風ミステリで面白くはあるんだけど、正直言うと個人的には期待はずれ。期待しすぎちゃってたのかな。もうちょっと胸がすくような飄々とした4人の活躍が見たかった。

    舞台的にもイギリスの推理ドラマっぽいのどかな風景が目に浮かんで、悪くはないんだけど… 続編はたぶん読まないなぁ。

  • 高級老人ホームにいる4人が殺人事件を解決するミステリー小説。
    毎週木曜日に集まって過去の未解決事件を解く4人組の身近な人が殺されたことをきっかけに本格始動する。警察ともに動くが結局その4人の連携プレーにより解決に導く。
    老人ではあるが、頭がキレキレで行動力もあるので、歳をとっていても活躍できるんだぞ!というメッセージを強く出している印象がある。
    読みやすかったが、個人的には前半の動きがゆっくりだったのと登場人物が多すぎて関係性がすごく複雑に感じてしまった。そしてElizabethが結局何者だったのかもあまり明かさず終わった印象がある。

  • この作者のデビュー作らしいけど、面白かった! 老人ホームで快適な老後生活を送る陽気な老人達の周りで殺人が起こり、もともと過去の未解決事件を暴こうと毎週木曜日に集まっていたメンバー達が、本物の殺人事件を解決するチャンスだと意気込んで行動し出す…というストーリー。それぞれ個性的な4人の主要キャラクターであるじいじとばあばが、警察をお茶目にかわしながら独自にわちゃわちゃと捜査に乗り出す姿が、なんとも微笑ましいし、面白い。ジャンル的にはコージーミステリーかな? プロットも、過去と現在の合わせて3件全ての殺人について最後まで誰が真犯人なのかわからないように結構念入りに練られているし、殺人の裏に隠された動機も、パートナーへの愛ゆえに…というのがしっくりくるのも、老人ホームが舞台だからこそ。この本は今回耳読書したけど、ナレーターの女性のブリティッシュアクセントがすごく耳に心地良くて、この本が持つユーモアさを上手いこと伝えてるなぁ、と思ったら、女優さんが朗読してた。さっすが。

    さっそくこの続編として、シリーズ2作目の発売が予定されているみたいで、それもしっかりチェックしたいなと思う。

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