A Little History of Economics

  • Yale University Press (2018年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・洋書 (256ページ) / ISBN・EAN: 9780300234527

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  • 経済学の紹介だが、説明の仕方が極めて興味深い。まず代表的な経済学者の生い立ちを紹介し、その意味で読み物に近いが、それにとどまらず、彼らが生み出した経済学の発想や原理を説明してくれる。経済の英語なので、英語の訓練と日本語である程度経済学に慣れておく必要があるものの、英語の説明は非常に噛み砕かれており、日本語でこれくらい説得的に経済を語った本を私は知らない。この著者が数多くの経済学説を我が物にして、読者に寄り添う姿勢を貫いて説明を続けている。経済学の理論だけで頭が痛くなるような本ではなく、人間が味わう喜びや苦しみに十分気配りしながら、社会問題の解決法としての経済学を解き明かしてくれた。とはいえ、現代社会はまた過去とは異なり、新たな課題に直面している。この時、著者は過去の経済学のアイデアを総動員する有効性を強調し、その意味でも幅広く経済学の学習を進めるよう、勧めている。

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