- Amazon.co.jp ・洋書 (944ページ)
- / ISBN・EAN: 9780307593313
感想・レビュー・書評
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やっと読了。Kindle版は全編で$15、文庫4冊よりもチープ。原作は未読。
信仰について私は多くを語れない。ただ、自分の人生に深く関わる人と、信じるものが違ったりお互いに相入れない考えを持つことは生きづらい。受け入れたいと思う寛容さと変えようとする試みと諦めと。
本の内容に話を戻すと、たまるさんと青豆の会話が印象に残っている。mental landscapeの話。
全体としては、春樹ワールドに入れない、現実的で余裕の無い私がいることは確か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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“Murakami’s fiction has grown increasingly relevant to our understanding of the world today, and this time his craft is more refined than ever. . . . This novel—mired in death and fetish, leavened with humor—may become a mandatory read for anyone trying to get to grips with contemporary Japanese culture.” —The Japanese Times
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なにはともあれ、「やっと読み終わった!」という達成感に包まれています。
村上作品を英語で読むのは初めてですが、彼の独特な言葉使いを考えると、英語で読むのも悪くはないと思いました。
Book1は、AomameとTengoが1q84に迷い込み、新興宗教集団との関わりを持つことから始まります。
二人は出会うことができるのか、宗教集団とはどう関わっていくのか、とても興味をそそられました。
村上氏は「アンダーグラウンド」を書いているし、新興宗教の内部を知ることができるのではないかという期待もふくらみました。
読み進むにつれて、二人のラブストーリーだということに気がつき、がっかりした自分がいたことは事実です。
Ushikawaが、この物語の語り手になるというのもおもしろいかなーと思いました。