The Girl Who Kicked the Hornet's Nest (Vintage Crime/Black Lizard)

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  • Vintage
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (800ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780307739964

感想・レビュー・書評

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  • ミレニアムトリロジーの終わり。『眠れる女と狂卓の騎士』。英題と邦題で変えてきますが、邦題の方が良いですねー。
    裁判シーンが好き。逆転。双子の片割れとか全然出てこないですが、もう続きが出ることはない。( ー人ー)
    2巻より薄い!と思ったのに、ページ数増えてるやん・・・。ペーパーバックって紙厚変えてくるのね。

    全体を通しては1巻が好き。濃度すごかったよ。1巻。

    ミカエルさんは1巻に1人セックスフレンドを増やすの止めてください。

  • 三部作最後を飾るにふさわしい作品でした。法廷でのやり取りが圧巻で、実際に傍聴している気分になった(スウェーデンの法廷見たことないけど)。冷静な、かつ極めて論理的な反撃が痛快にすら感じる。裁判ののち、「it was the first day of the rest of her life」との文章が感慨深かった。これが終わりじゃなくゴールでもなく、今からやらないといけない事や対処しなきゃいけないことや、権利や義務やらいっぱいある中で、どう適応していくのかな。それが幻の続編にあったりなんかするんだろうか…。そしてそして、終盤で、一作目でハリエット・ヴァンゲルが経験したジレンマに、サランデル自身が直面することになる、その構成が面白かった。
    ジブラルタルのマクミラン氏の背景説明に結構ページが割かれていたり、ハリエットがフェードアウトしていたり、これはこれで綺麗に終わっているんだけれど、続きが気になるっちゃー気になります…涙

  • ちょっと余分なエピソードが多い気もするし、回収できていない伏線もいくつかあったけど、全体的には良かった。Fincherが映画にしたらバッサバッサと切られそう。結局、3作すべて映画よりテレビシリーズ向きかな。

    それにしてもこの3部作、著者Larssonの正義感が滲み出ていて、彼の社会に対する姿勢がよく表れている作品だった。亡くなってしまったのがつくづく残念だ。

  • ミレニアム3部作の最終巻ということで、期待感たっぷりで読み始めましたが、2部があまりに良くできすぎていたせいか、3部はその出来がいまいちぱっとしないように思いました。全体的に、中だるみ感を感じましたし、展開としても、2部ほと激しくなく、スピード感も感じませんでした。とはいえ、登場人物達の活躍ぶり等、楽しめる要素には事欠かない作品です。期待感が大きかっただけに、評価は少し低めですが。

  • 長かった。2週間で読み終えなかったので、Libraryの期限をもう2週間延ばしてもらった。話が終わりそうで、なかなか終わらなかったし、登場人物多すぎ?説明があまりに詳細に渡り過ぎ? でも、話が緻密だからこそ、事件の複雑さがよく理解できるのだけど・・
    重要そうでない部分は流し読みになってしまった。

  • なかなか読む順番がまわってこない^^;

  • ついに完結!
    前作ですっかりめためたにやられちゃってたリスベスだけど
    大人しくベッドに寝ておくだけの彼女ではありません。
    ハッカーならではで、彼女にネットの武器を渡すBlomkivist。
    みんながみんなそれぞれに出来る事をやっていく。
    じわじわと固められていく感じが面白い。


    Dr. Teleborianを貶めていくところは、ついつい昂奮しちゃった。
    ようやく彼女のリベンジ!

    きっとリスベスは今までどこか一人で生きてきたような気になってたと思う。
    色んなことが起こって、彼女は周りを信じられなくなっていた。
    それでも今回のことで彼女が少しでも他人を信じられて
    自分は決して一人で生きていけるわけではないのだ、と感じたんじゃないのかな。
    少しずつだけれども周りに心を開いていく様子がなんだかちょっとじんわりきた。

    3巻全部読んだけれども、著者の女性に対するメッセージのようなものを感じた。
    出てくる女性たちは男たちに幾度も傷つけられる。
    それは身体的な傷だったり、精神的な傷だったり色々。
    それでもこの本に出てくる女性たちはみんな強い。
    しっかりと自分の足で立ち、立ち向かっていく。
    女は強し。そして強くあれ!だね。

    このシリーズ面白かった。
    ぜひシリーズで読んで、映画も見るべし。

  • 面白かったー。余韻に浸りたくなる読後感。話に引き込まれ、どんどん読みたくなってしまう。本当に、作者の急逝が惜しまれます。もうLisbethに会えないのは残念過ぎる。

    主役・脇役、どの人物も魅力的。女からすると、Erika はできすぎていて鼻につくので、困った時にMikaelが他の女の人といて構ってあげられなかった時には軽い満足感が(笑)。でも、マッチョな女刑事はもっと嫌だったな・・。Erikaが彼女にMikaelを譲る宣言をしたあとの感情には思わず同感。この作者、女心も把握してると瑣末な点で感心した。

    もちろん、ストーリーも良い。そして、最後はきっとLisbethと正義が勝つんだろう、と安心して読めるのもとても良い。今回の終わり方はかなり良かったな。今後二人はどうなるんだろう。やっぱり切実に続編を読みたかった。それでも、3冊も良いものを書いてくれてありがとう、と作者に言いたい。

  • 三部作の中で一番よかった。この作品でも魅力ある新キャラクターが登場します。結末はなんとなく想像できた結末だけれど、納得のいく終わり方だったと思う。

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