- Amazon.co.jp ・洋書 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9780316056281
感想・レビュー・書評
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勝間和代のあとがきが深くてシビレル。
成功者は生まれつきの才能ではなく、
生まれた環境やタイミング、制度等の好機をものにし、
一万時間を超えるものすごい熱量の努力をしたから成功できた
成功して不平等な社会に好機を提供できる人材になってほしいと。
豊かな社会にするためには、当たり前になっていることに新たな機会を与えることが必要
自分の好機はなんだろう
・不自由なく教育が受けられる国と家に生まれたこと
・身の回りに本がある環境で育ったこと
・自然が近くにあったこと
・良き家族、パートナー、友だちに恵まれたこと
・担任以外の立場も経験させてもらえたこと
・留学に行かせてもらえたこと
文化的な遺産はなんだろう
・よいもの
勤勉 素直
・わるい
完璧主義、〜するべき思考
○参考になったこと
人を幸せにする仕事の条件
①自主性 ②複雑さ ③見合う報酬
親の働く姿や職業は子に影響する
共同教育
夏休み中も絵本、博物館、サマーキャンプなど環境を提供した親のもとで育った子どもは読む力が伸びた
ミスターチャンスみたいになりたいな
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事例やストーリーが豊富で読みやすい。著者マルコム・グラッドウェルの原作が良いのはもちろん、翻訳の勝間和代さんの文章が読みやすいからだと思う。
1.わずかなアドバンテージが将来を左右する
アメリカのアイスホッケーのユースには学年度の初めの方に生まれた選手が多い。早く生まれた子供の方が体格が良いため選別されやすく、選別された子には更に練習の機会が与えられる
2.一万時間の法則=天才になるために必要なトレーニング量
一流の音楽学校の学生がトップになれるかどうかは、長時間練習するかどうかだけ
3.同様の好機があったとしても、そのタイミング次第次第で成功するかどうかが分かれる
4.IQが基準値以上でもしない人もいる
差を生むのは想像力や社交性などIQ以外の要素。それらの要素を育むのは家庭や育った環境。
5.成功した一部の人々は、当時の成功者の仲間に加われなかったか敢えて加わらなかったからこそ、成功できた
■その他印象に残った点
・満足度の高い仕事の条件
自主性
複雑さ
努力に見合う報酬
・アジア人が数学に強いのは、
1.数の数え方が、文字数も少なく覚えやすい
2.水田を耕す文化(労働すればするだけ報酬が多くなるため勤勉で粘り強くなる)