Less (Winner of the Pulitzer Prize): A Novel (The Arthur Less Books, 1)
- Back Bay Books (2018年5月22日発売)
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感想 : 2件
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Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ) / ISBN・EAN: 9780316316132
感想・レビュー・書評
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この本の一つ前に読んだ本の読了日をブクログで確認したら、10月。
この本はそれからすぐに読み始めて今2月だから、かれこれ4か月読んでいたことになる。
こんなに時間がかかったのは、引っ越しやら転職やら何やらかにやらが重なってめっちゃくちゃ忙しかったせいもあるけど、でもね・・・(福山雅治の声で→)はっきり言っていいかしら?
クソつまんないのよーーーーーー!!!
全然続きが読みたいと思わないのよー!
私にとってピュリツァー賞はこの世で最も相性いい賞なんだけどなぁ。こんなのが受賞?って首をかしげてしまった。
世間的にLGBTQ関連が盛り上がってた時期の受賞なんだろうか。流行りに乗ってマイノリティに忖度したかっただけの選定なんじゃないの?と言いたくなるような退屈さ。
主人公は、学園ものの少女漫画の主人公にありがちなドジっ子キャラ。で、もうすぐ50歳の誕生日が来る、50歳なんていやだなぁ、と考えている。
正直言って、女子高生のドジっ子は乙女な漫画で王道なので嫌というほど見てきたけど、それは女子高生だから許されるのであって、50のおっさんゲイのドジっ子がドジっ子ゆえに愛される、という設定はどうなのよ、と思った。
そして、主人公の属性以外は完全に少女漫画的だったな~。
若いころは美しかった、という設定なんですけどね。
しかし、ピュリツァー賞だし、何かあるかも、ってことでずるずる読み続けてしまった。(何もなかった)
強いて印象に残った部分を挙げると、ゲイの人たちが抱いている「年老いていくこと」についてのそこはかとない不安がはっきりと文字化されていて、少し胸が痛んだ。
婚姻という制度で縛られることがないパートナーとの関係がいつまで続くのかについての不安。
よくおすぎとピーコが「美しくないあたしたちみたいな年増のゲイはさ~」なんて冗談ぽく言っていたけど、私は聞くたびに、彼らの気持ちを想像して(あくまでも想像だから違ってるかもだけど)なんともいえない気持ちになった。
婚姻制度があったって、夫も恋人も去る時は去るんだけれど、でもやっぱり法的な縛り(世間の目という名前の保護と言ってもいい)があるのとないのとじゃ安心感、安定感みたいなものは違うよなぁ、と思った。
そういう不安みたいなもの、特に年の差カップルの年上の方の気持ちがはっきりと書かれていた。そこに共感する人は多いだろうと思う。
あと、結末に驚いて、評価を高くした人も多かったみたいだけど、私は途中のナレーションで結末分かっちゃったなぁ。
英語は読みやすく、まったく辞書いらずです。多読にはおすすめかな。
日本編で、食事はいつも butterbeans, mugwort, and sea bream・・・とあって、なるほど、懐石を食べ続けたら確かにそういう感想になりそう、とは思ったけど、butterbeanはお豆さん、sea breamは鯛で、いずれもレギュラー素材だなと思うんだけど、mugwortって何?と思って調べたらヨモギ?
シソのこと言ってんのかな? 日本食に毎回入っている薬味でヨモギっぽいものって何だろうと考えてしまった。薬味とは限らないかな?
結局分からないけど、実際はヨモギじゃない気がした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピュリッツァー賞受賞作品ということで読んでみた。作中でピュリッツァー賞受賞の天才作家と長く恋愛関係にあり、自らも作家として作品を生み出し、世界中を飛び回って授賞式に出席したり、大学の集中講義を担当したりする主人公。かつて年長の恋人と訪れた国々、そして年若い恋人とともに過ごした思い出の地などを巡りながら、過去と現在を行き来する。自分自身の感情と向き合うわけでもなく、繰り返された別れを言葉にして嘆くわけでもないが、周りの人々との関わりの中で、彼の純粋な思いが少しずつ少しずつ姿を現していく。感情移入はできないが、心の動きがリアルで興味深く読めた。
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