I Am Malala: The Girl Who Stood Up for Education and Was Shot by the Taliban
- Little, Brown and Company (2013年10月8日発売)


- 本 ・洋書 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9780316322409
感想・レビュー・書評
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史上最年少でノーベル賞を受賞したマララの自伝。
タリバンに狙撃され重傷を負いながらも奇跡的な回復を果たし、子供への教育、女性の自立の普及活動を行っている。彼女のこれからの活動を大いに注目していきたい。
タリバンに狙撃されたことは非常な悲劇ではあるが、そこから奇跡的に回復したからこそ生まれるカリスマがあり、そこに彼女に託された運命があるような気がする。
政治情勢も含めてアフガニスタン、パキスタンへの関心が一層高まり、紛争止まないこの地域の歴史、特殊性をよく理解する必要があると思った。
その中のひとつが宗教にある。イスラム原理主義、スンニ派・シーア派の対立、イスラム・ヒンドゥー教の対立。
対峙する相手を以って自分を認識することと同様、宗教も決してユニバーサルなものではなく、相手と峻別することを目的に成り立っているに違いない。そこに対立が止まない本質があるように思った。 -
女性が教育を受ける権利を訴えるマララさん。
この本では、小さなパキスタンの街に住む普通の少女として、学校生活を楽しんでいたことや、普段の生活の様子を垣間見ることができます。権力争いの中、一般人がどのような影響を受けたのかも知ることができます。
同じ宗教を信じているもの同士が、異なる解釈を加えて権力を争う。そのおかげで、女性が教育を受ける権利が奪われてしまいました。
学ぶことは、権利であるだけでなく、楽しみや喜びでもあることを、この本は伝えています。
マララさんが愛したSwatは、紛争が起こる前はとてもきれいな地域だったそうです。彼女と、家族がSwatに早く戻れる日がくるといいなと思います。
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