Miles: The Autobiography

  • Picador (1990年12月7日発売)
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本 ・洋書 (464ページ) / ISBN・EAN: 9780330313827

感想・レビュー・書評

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  • 久々に再読。

    Listen, The greatest feeling I ever had in my life - with my clothes on - was when I first heard Diz and Bird together in St. Louis, Missouri, back in 1944.
    というステキな書き出しで始まるマイルス・デイヴィスが自分の半生(っつかほぼ一生)を1年ごとに振り返る体の自伝。
    上の文がなんとなく意味わかって、「そうだよね、パーカーとガレスピーをライブで見たらぶっ飛ぶよね」と思った人は英語で必読。

    汚い言葉満載だけどそのせいもあって文にリズムがあるし、英語自体は難しくないので、ある程度マイルスやジャズについて知ってればこれほど読みやすい英語の本もない。初めて読んだのは10年以上前だけど、今は配信サービスで簡単に音源が聴けるので、今こそMilesの音楽を聴きながら読むべき本。

    良いものは素直に褒めて、良くないものや気にくわないことは歯に衣を着せずこき下ろす。とにかく1940年代から1990年まで、毎年やたらに濃い人生を驚愕の記憶力で語りまくる。チャーリー・パーカー、ティジー・ガレスピーからジミヘン、プリンスまで様々な人たちとの交流を含めてジャズ、ブラックミュージックの歴史が凝縮されてる。自伝のラストはすごい元気そうなんだけど、そのあと1年くらいで亡くなってるので人間わからない。
    個人的にはトロンボーンの神様JJジョンソンの「Confirmation」に関するエピソードが笑った。

    日本も日本人も扱いがよかったそうで、めっちゃ褒められてる。逆にアメリカの白人による黒人差別でどんな目に遭ったかについて、最初から最後まで音楽と同じくらいの熱量で語られてて、その根深さを改めて考えさせられる。
    ちょうどフュージョン期を読んでる時にチックコリアが亡くなってしみじみした。

  • 大昔に買ったがまだよんでいない。これからも読むことはないだろう?

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