- Amazon.co.jp ・洋書 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9780330519021
感想・レビュー・書評
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ヒューマントラストシネマ渋谷にて映画を鑑賞。
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前半は登場人物が少ないせいもあって恐ろしいほど読みやすい。前半の勢いに乗れば後半も引き込まれると思うので、多読初心者さんにもおススメできそう。「Room」に監禁されていた親子。無事脱出してハッピーエンド!・・・ではなくもっと大変なのはその後から。Jackが世間に適応できず、周囲の人が困惑する様は読んでいて切なくなる。Maがinterviwerから問われることは確かに外の世界に居たらいくらでも選択肢が出てくるだろう。所詮は他人事だからそう言えるのだと思う。極限状態の中で人間がひねり出せる結論などたかが知れてる。Jackがゆっくりと「普通」の子供になっていく様子は『アルジャーノンに花束を』を思い出させる。ある単語をJackはいつまでも間違えていてそれはいつ間違いに気づくのかな・・・こういう細かな点で登場人物の状況を描写していて感動してしまった。映画も楽しみ!
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久々に英語の本を読了。
amazon.com の評価が高くて期待したけど、そんなに好みじゃなかった。
後半がずるずるな印象。 -
意外に皆さんの評価が低くてびっくり!
私はすごい本だと思いました。子を持つ親なら感じる所があるんじゃないかな。新しい環境になかなか馴染めない子供の描写が素晴らしいと思いました。
子供の視線で書かれているので、わざとスペルなどを間違えたりしているので、英語学習には向いてないですね。 -
前評判がよすぎて、微妙だった。
読みながら、北朝鮮から亡命してきた人が自動販売機の使い方を習う、みたいなテレビのドキュメント映像を思い出した。 -
旅行中に持参した本を読み終えてしまい、帰りの飛行機で読むために購入。物価が高いデンマークは本も高かった…。
題材は深刻ですが、推理小説に連続殺人事件が出てきても必ずしも深刻にならず楽しく読めるのと一緒で、気軽に読みました。
5歳児の視点で描かれているので、文章も簡単で読みやすく、次が気になるサスペンスフルなストーリーなので、どんどん読めます。
あくまでもエンターテインメント、という感じで、キャラクターも類型的だし、ご都合主義なところも多々あるので、実際の似たような事件の被害者のことなどを考えると、こんなエンタメに仕上げてしまっていいのかとふと疑問も残ります。まあ、それを言うなら推理小説全般どうなんだっていう話にもなりますが。
飛行機で気軽に読むにはぴったりで、そういう意味では不満は全然ありません。
が、ブッカー賞のショートリストに残るような小説とは思えません。
私はかなり読み進むまで気づいていなかったのでよいですが、ブッカーの文字にひかれて読み始めるとがっかりするでしょう。
深く考えずに読むエンタメだと思います。 -
一つの部屋が全ての世界だと思っている男の子の視点がすごく面白い。特に、5歳にして12 inch-roomからはじめて抜け出して世界を見たときの筆者の描写がすごく新鮮だった。強いていえばエンディングがもうちょっと欲しかった。
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