The Fourth Hand

著者 :
  • Fawcett
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780345463159

感想・レビュー・書評

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  • John Irvingの作品は、原語で高校から読み始め、英語力の問題もあって最初はよくわからなかったけどOwen Meanyあたりから良さがわかってきて、A Widow for One YearやUntil I Find Youは、再読でも泣けてくるほど好き。
    ただ、いつもはじまり方が奇妙で、話になかなか入っていけない感はあった。この作品も同じように、かなり唐突に始まるが、ライオン事件やドクターと息子の絆づくりなど、今回結構早い段階から話に引き込まれた。(Dogshitの連発が。笑)
    この人の作品の特徴といえば、何といっても、綿密なプロットと細かい人物描写。どうでもいいことをしつこく描いていると思うと、最後になって一気に伏線が回収されてクライマックスへつながっていくのが爽快である。
    JFK Jr.の事件が出てきたところで、当時を思い出して映像など探して中断しているが、Packersのスーパーボールなんかも、何となく覚えていて親近感を覚える。

    Irving氏のストーリーの魅力について、まさに!という記述が話の中にあったので、メモしとく。

    He knew now that the bizarre was common place, hence not bizarre at all. It was all death, all loss, all grief--no matter how stupid. Somehow, as an anchor, he conveyed this, and thereby made people fel cautionsly beter about what was indisputably bad.

    Irvingの書く悲劇というのは、途方もなく馬鹿げているのだけど、その馬鹿げた設定に放り込まれた登場人物たちが、泣きたくなるくらい誠実にふるまうところが魅力なんだと思う。

    つーわけで、今度新作読んだら、昔読んだものも読み返してみようと思う。

    追記:1週間かかったが完了。Widow...ほどのラストではなかった。Dr. Zajacはもっと重要な役回りだと思ったのだが。

  • 買っただけ。まだ読んでない。

  • 『ガープの世界』でその名を世に知らしめて以来、数々の人気小説を生み出しているジョン・アーヴィングが2001年に発表した作品の邦訳。長編10作目にあたる。 物語は突拍子もなく幕を開ける。報道番組のレポーターであるパトリックは、取材中に起きたある事件―― なんと数十秒の間に左手を丸ごと失ってしまうのだ―― から一躍有名人に。しかも、その瞬間はカメラに見事収められ、一部始終が放送される。

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