Justice: What's the Right Thing to Do?
- Farrar, Straus and Giroux (2010年8月17日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 8601405030573
感想・レビュー・書評
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https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40141298 -
正義とは?を違う視点で見ていく本。
様々なシチュエーションを保守派はこのような意見をする、リベラル派はこのような反論をする。など多くの視点を用いて述べていく。
結論正義とは難しいということとどの視点に立つかによって大きく変わってくること。アリストテレスの時代から考え方や状況が変わってきているので昔の考え方も場合によっては物足りない解釈もあること。
単語が難しくてほぼ理解できていないといっても過言ではないくらい久々に日本語で読みたいとなった本。
代理出産、同性結婚など興味のあるジャンルに触れているのにまったく理解出来ずに終わった…
理解出来なかったので⭐︎2.5 -
今更ながら読んでみて、しかし、このコンパクトな中に、正義論の主要な議論、論点が盛り込まれてるのはすごいなと。
私には高く立ちはだかっていて、未だ挑戦できていないRawlsを、その主要な反対派の論者であるサンデル先生の本から読んでみるというのもどうかと思いつつ、その前に、同じく立ちはだかるカントも自らは咀嚼できてなくて、逆にサンデル先生の要約で、そうか。。と思ったりするのもどうかなんですが、そうした個人的なことはさておいて、やっぱり名著ですね。 -
【概略】
ハリケーン災害が甚大なアメリカで、各種物品の便乗値上げをして大儲けをたくらんだ商人がいた。彼らのビジネスにおける判断は、ロジカル的にはアリな思考なのか?正義・美徳という観点からは、別の見方ができるのではないか?
「自由」というものは、すべからく許容されるものなのか?最大多数の最大幸福・道徳・美徳からは、自由に対しての一定の規制が行われるべきものなのか?
結論の出ない議論は無意味、なのではなく、その議論の中で研磨される各々の「正義」がある。新型コロナウイルスによるマスクの転売問題から考える「正義」も、この本にヒントがある。
2020年03月22日 読了
【書評】
「個人の自由じゃん」「嫌なら見るな」という言葉に、弱い。「確かになぁ・・・自由だしなぁ」と思ってしまうところがある。でも、心の中ではシックリこない。色々な小説や漫画・アニメで、小悪党的なキャラクターが「あいつには美徳がない」なんてセリフと併せて倒されるシーンがあったりする。そうなんだよね、美徳が感じられないのだよねぇ。
奇妙な一致だったのが、福祉に対する観念で、ちょうと先立って読み終えた内田樹さんの「下流志向」の中での「時間」という概念との一致だったなぁ。人は、「老いる」ことを(特に若い時は)考えの中に入れないのだよねぇ。または、今日・元気だった者が、翌日も必ず元気ではない、という要素。
言葉の定義、という要素も、非常に響いたなぁ。よく耳にする政治家の「国民の幸福」。その「幸福」の定義がしてない状態で「幸福」を叫んでも、届かない。10名が10名、それぞれの「幸福」を連想しちゃって、いざ蓋を開けてみたら「思ってた幸福と違う!」みたいになる。
この辺り、スピーチと共通するものがあるなぁ。スピーカーは、オーディエンスに、想像させないとね。
この本は、5年後・10年後にまた読み直したいね。今よりも英語力、もっと上がってるだろうし、心のひだも細かくなってるだろうから。 -
こちらは日本語版がありますので、読みたい方はそちらをどうぞ
誤訳もないはずです -
・使っている単語が少し難しかったような
・日本語訳版ほどには楽しめなかった
・自分のように英語学習の一環として読むのであれば、注意が必要かも -
text stats: not available
ATOS Book Level: 12.1(推定)
Word Count: 87796
SVL10: abide, abstain, acclaim, accountability, accountable, adept, adherent, advent, affluence, aftermath, aggregate, allegiance, allure, ambush, ardent, articulate, astound, atrocity, autonomous, aversion, bastard, beneficiary, benevolent, brag, bureaucratic, cerebral, childbearing, clan, coax, coexist, cognitive, cohesion, communal, consign, constrain, convoy, courtroom, covenant, defiance, deplore, derivative, diagnose, disable, disadvantaged, dismantle, disperse, disquiet, dormant, dropping, electorate, eligible, elusive, embed, embryo, empirical, emulate, enact, entitlement, erode, erosion, expressly, fateful, faulty, feasible, fidelity, flicker, fracture, fraternity, fraught, fugitive, generality, grenade, guild, hamper, hideous, imperative, implicate, inadvertently, indict, indigenous, inducement, inflate, influx, inmate, interrogation, invalidate, invoke, jargon, legality, legislator, loom, lousy, mandate, mandatory, minimal, motel, neglectful, nominee, objectionable, oblivious, outright, outset, outweigh, override, particularity, partisan, paternal, penal, plausible, pleasurable, politic, preoccupy, proponent, proportionate, provocative, purport, questionable, ratify, ration, recourse, relegate, repetitive, resonance, rethink, saga, sever, solidarity, spawn, sperm, stark, strenuous, subsidize, substantive, tab, tactic, tee, televise, termination, trauma, uncompromising, unspoken, unthinkable, untouched, utilitarian, vile, volatile, volley, wary, wrench, wrestle, wrestler
SVL11: adultery, align, alleviate, alumnus, animosity, anthem, antidote, astute, austere, backlash, bemoan, bidder, bounty, brazen, calculus, capitalize, caste, concoct, confederate, confiscate, consummate, contentious, contingency, contingent, contraceptive, contrition, conundrum, corrosive, covert, dearth, debase, debilitate, demur, destitute, dire, disparage, disparate, disparity, disproportionate, divulge, doe, eligibility, embroil, entrench, espouse, etch, euphemism, evasion, evasive, exemplary, fetus, fiddle, fluke, fraternal, furor, gouge, gregarious, gruesome, heady, heresy, heterosexual, homage, hone, hunch, hurtle, implant, inflame, infringement, infusion, insurgent, languish, legion, lineage, loophole, lurch, lurid, meltdown, mitigate, mule, nag, neuron, opus, parochial, patronage, payroll, perjury, perpetrate, predicament, preposterous, prodigy, prostitution, prowess, puncture, punitive, putt, ransom, rationale, raucous, reconnaissance, recoup, reinstate, remorse, requisite, resonant, retaliation, rife, rigor, sanctity, scathing, secede, shear, sideline, smug, sordid, spate, spinal, squeal, stricken, strident, stringent, surrogate, tacit, tally, tepid, terrain, theological, treason, tribune, trooper, unravel, upbringing, vernacular, vigil, waive, warren, wayward, windfall, womb, writ
SVL12: abdicate, abhor, abhorrent, abominable, accede, affront, alignment, antecedent, atone, averse, bashful, beget, bromide, callous, chastise, chauvinism, circumscribe, claimant, coerce, coercion, crux, daunt, despotic, dialectic, dislodge, dissonance, edify, egalitarian, embryonic, exemplar, exorbitant, filial, flinch, foreclose, forfeit, gratuity, heretic, inadvertent, indemnity, ineligible, infringe, inscribe, introspection, lenient, menial, mercenary, onerous, onlooker, orator, permeate, physiology, plumb, precept, propensity, recluse, recoil, recompense, redress, reparation, replete, rescind, restitution, salutary, scruple, secession, spar, sprite, spurious, stupendous, subsistence, terminology, undue, unscrupulous, untenable, valor, vulture -
英語で読んだら難しくて時間かかった。
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たまたまテレビでハーバードの授業が放送されていて見たのがキッカケ。
書籍化されていたので購入。
公共哲学自体と、サンデル教授の進歩主義的手法と伝統主義的手法を併せた講義に興味。
モラルジレンマを用いて上手く議論をまとめる、あの講義には参加してみたい。 -
正義とは何なのか?
この疑問に答えるために著者は様々な議題を読者に問いかける。 同棲愛は許される?自殺したい人を助けるのは悪いこと?妊娠中絶はなぜ悪いの?・・・
様々な難題にカント、アリストテレス、ロックなどの偉大な哲学者の見解を綿密に分析する。Liberalism, monetarism などそれぞれの物事の考えを一つずつ整理していく。
毎日私たちの生活の中で、自分はこれらの哲学的な考え方を自分でも知らぬうちに導入しているのだと思った。毎日仕事でも様々な物事を決断する必要があるけれども、自分に問いかけなければならない?
なぜ??
なぜ自分はそういう考え方にいたたってのか? 自分の奥底にはどういう哲学が流れているのか/// -
アメリカの「正義」ということで警戒して読み始めたが普通に哲学の入門書として良い本だった。愛国心についての考察等が特に興味深い。
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日本人に問う。美徳とは何か?
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今日本でサンデル旋風を巻き起こしている「これから正義の話をしよう」のオリジナルテキスト。ここ10年で一番読むのに苦労した本です。読書を出産に喩えるならこれは帝王切開可能性大のウルトラ難産って感じ。
さて、どこから始めるか。とりあえずこの本、今、日本中の本屋の店頭に並べられてて、哲学本としては空前絶後の売れ行きをみせているわけですが、装丁に書かれている「40万部突破」にちょっと違和感を覚えます。実際40万部売れてるんだろうけど、この本を買った40万人のうち、50%以上を理解できた人は何人ぐらいいるんでしょうか?2万人ぐらい?そんないるか?へたすりゃ途中で投げ出さなかったのが2万人ぐらいで、実際にに理解できたのは1%もみたないんじゃ?それぐらい難しい本です。
メディアへの露出と初めてのハーバードのオープン/国営放送の授業と日本への来日と基本的に日本人の中に存在する過度なミーハーイズムで忘れがちですが、この本、最終的に内容は哲学です。もちろんサンデル先生はそれをできる限り解りやすく教えてくれるんですが、やはり内容は勉学としては断トツに難しい哲学です。なんども頭がこんがらがりそうになり、挫折しそうになりました。
誤解しないで欲しいのは、本当に内容は素晴らしいんですよ。もう、読んでて興奮するぐらいに。ちゃんと理解した部分は今後の人生の考え方に影響を与えるものもたくさんありました。ただ、難しい。和訳ではどうなってるか分りませんが、英語版だと語彙も難しい。読んでて、これほどおれは英単語を知らないのかと思い知らされました。ちゃんとSATの勉強しとけば良かった。
一つ余談が入るんですが、「フリー」の時と同様、この本も別にアメリカでは超ベストセラー的な感じではなかったようです。ポートランドにあるアメリカ一の古本屋で買ったのですが、店員に「ハーバードの政治哲学の先生が書いた、人気授業の本はどこですか?」と聞いたら、「それだけじゃあ分かるわけないよ」って言われました。もちろんニューヨークタイムズベストセラーではあるんですが、ベストセラーなんて幾万とありますし。自分も高校の授業でこういう政治哲学系の授業をとらされたから分るんですが、日本で騒がれている程内容は斬新ではないのかも。ただその提示方、表現の仕方が素晴らしく突出しているとのこと。
まあ、具体的な内容以外はぐだぐだ書ききりました。ユーティリタリアニズム、リバタリアン、ジョン・スチュアート・ミル、カント、ロールズ、アリストテレス、そしてそれら彼らをとりまく思想と現代に置ける実例。驚異的な語彙力、そして所々みせるユーモア。そしてなんと言っても頭がパンクするんじゃないかと言うぐらい考えさせられる内容。
ほんとは難しすぎるでしょってことで4星にしようかと迷ったんですが、やはりそれは自分の能力が低すぎるだけであって、理解できたところは素晴らしいことこの上なしだったので5★。
10年後また読もう。その時にはもっとすげえ大人になってることを祈って。 -
良質な本だと思います。読みやすい上に内容は本格的で、さまざまな議題を通して正義をめぐる思想の見取り図をしっかり描き出している。
『これからの「正義」の話をしよう』は40万部突破(印刷? 売上?)したらしいけど、買った人のどれくらいが最後まで読んだのだろうか。たしかに分かりやすいけど、ゴリゴリの政治思想本だよ。
それにしても、ビジネス書顔負けの絶妙な日本語題名だと思う。
元の題名 Justice に忠実に『正義』と名付けていたら絶対にこんなに売れなかっただろう。数えきれないくらいの本が世に出る中では、まず題名でつかまないと、中身も見てもらえないんだろうなあ。学問的な本でさえ。
Michael J.Sandelの作品
