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Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 2015375705090
みんなの感想まとめ
テーマは、禅と弓道を通じての自己探求と成長です。著者は西洋の知識人として、神秘的な東洋の思想を体験し、理解する過程を描いています。彼が日本で弓道を学ぶ中で感じた戸惑いや試行錯誤は、現代人にとっても共感...
感想・レビュー・書評
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オイゲン・ヘリゲル先生の「弓と禅」。いろんな形で何度も読んでますが、いつ読んでもいいです。
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アップルの創業者スティーブ・ジョブズが今年亡くなった時、彼の愛読書として紹介されることが何度もあったこの本。著者ヘリゲルはドイツ観念論の系譜に属する哲学者だが、神秘主義の宗教にひかれて、西洋人にとっては神秘的にみえる東洋の中でも最も神秘的で理解を絶するとされる禅を学ぶ機会を求めて来日した。周囲のアドバイスによって、直接に禅を学ぶよりも、禅の影響を深く受けた武道や芸術を習いながら禅にアプローチする道を選ぶ。これは西洋の知識人が東洋の神秘思想を直接体験し、それを体得していく過程が書かれている本で、現代の日本人にとっても、非常に興味深く、またしばしば現代人の理解を拒絶するかのような禅を理解するいとぐちとしても最も役に立つ本でもあると思う。我々の知的態度というのは、伝統的な東洋のものであるというよりも、西洋的なものであるから、かえって西洋の知識人に解説してもらったほうが分りやすいということが大いにあると思う。弓道を習う過程でヘリゲルが不思議に思ったこと、戸惑い、練習してもなかなかうまくいかないことなど、現代人の視点からだんだんと禅の本質にアプローチしていく過程は、おそらく文字で説明できる限りのことをすべて書いていると思う。
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