- 本 ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780375857645
感想・レビュー・書評
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尺取り虫が「僕は物は測れるけど、歌は測れない」というと、ナイチンゲールが「私の歌を測るか、または朝ごはんとして君を食べる」という。
朝ごはんに食べられてしまっては大変。
尺取り虫くんの〝I’ll try〟というセリフが好き。
諦めなくて良かった!
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"Measure my song," said the nightingale.
"But how can I do that?" said the inchworm.
"I measure things,not songs.〟
"Measure my song or I'll eat you for breakfast," said the nightingale.
Then the inchworm had an idea.
"I'll try," he said, "go ahead and sing."
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ある日お腹をすかせたコマドリが、エメラルドグリーンの尺取り虫が小枝にとまっているのを見つける。コマドリは尺取り虫を飲み込もうとする。
「食べないで。ぼくは尺取り虫。役にたつよ。長さをはかれるんだ」
と尺取り虫は言う。コマドリは、じゃあ自分の尾羽の長さをはかってよ、と言う。
自分をじっさいにはかってみせた尺取り虫を連れて、コマドリは他の鳥のところへ飛んでいく。
手始めにフラミンゴの首の長さをはかる。
続いてオオハシのくちばしの長さ。
サギの脚に、キジの尾羽、小さなハチドリの全長。
ある朝こんどは、ナイチンゲールが、わたしの歌をはかってよ、と無理なことを言ってくる。しかもはかれなかったら朝ごはんに食べてしまうと脅してくる。
「やってみるよ。さあ、うたって」
尺取り虫は言う。ナイチンゲールは高らかに歌いだす。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、尺取り虫は距離を稼ぐ。はかって、はかって、ようやく、ぶじナイチンゲールの視界から逃れることができました、というお話。
歌をじまんにしているナイチンゲールの虚栄心を満たしつつ逃げ延びるという知恵のある策略がいい。
どこまでも響きわたるナイチンゲールの歌。尺取り虫が逃げてしまったとわかっても、ナイチンゲールの心は案外満たされたかもしれない。自分の歌を尺取り虫がいつまでもいつまでもはかっていると妄想することができるから。 -
△難しかった。英文の文字も小さい。借りた期間が短いのもあったが興味薄い
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七ヶ月 図書館
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櫻がはまってます
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