- Amazon.co.jp ・洋書 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9780380709588
感想・レビュー・書評
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ビバリークリアリーの隠れた傑作と言われているそうだけど、確かに! 離婚した両親、特に家を出ていった父親への思い。自分は父親にとって大事な存在ではないのかと落ち込んだり、いろいろと。そんないろいろな思いを文章にしたためる。Mr. Hen
shawに宛てて、のちには彼に書いているつもりで日記に。
作品が入賞して作家とランチ会をともにするあたりは実におもしろかった。
A real live author called me an author!
そしてさらにこんな言葉をかけてもらう。
The ability to write stories comes later, when you have lived longer and have more understanding. A Day on Dad's Rig was splendid work for a boy your age. You wrote like you, ad you did not try to imitate some one else. This is one mark of a good writer. Keep it up."
これ読んだとき、自分が言われてみたいで、うれしくて、感激して涙出そうになっちゃったよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
YL: 4.0-5.0
17,812語 -
[図書館]
読了:2014/8/13
17812
Reading Level: 4.7
Lexile Level: 910L
最初は、知らない子どもからこんな上から目線で手紙来たらイラっとするだろうな〜、などと思いながら読んでいたが、親の離婚、転校という境遇に置かれた子の心情が丁寧に描かれていて、すらすらと読み進められた。
最初と比べて随分成長したなぁと思ったが、2年生から6年生になってるのか。気づかなかった。
It seems I wasn't the only one who had things stolen from my lunch, and all the kids said they wanted lunchboxes with alarms, too, even those whose lunches were never good enough to have anything stolen.
those whoseという言い方。
"A Day on Dad's Rig" was splendid for boy your age. You wrote like you and you did not try to imitate someone else. This is one mark of a good writer. Keep it up." -
物書きの誇りが伝わってくる。私自身は、中学生まではよく本を読んでいたのに、その後本を読む習慣がなくなり、恥ずかしながら数年前に読み出すまですっかりご無沙汰だった。本を読み始めて感じるのは、本の世界を経験できることが持つ魔力の大きさ、自分を補強し豊かにしうる扉や言葉の数々の重み、そして自分の周りの世界に不思議と彩りが加わることへの驚きだ。そしてそれを書いてる作家への敬意は増すばかり。
この本は、ひたすら一人の少年が作家ヘンショーさんにあてた手紙と日記の形式で語られていく。こうやって作家さんは、直接的であれ間接的であれ、一人ひとりの人生に大きな力を持ってるのだろう。実際にいるだろうな、こんな子。途中で胸が熱くなって涙がこぼれた。