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- / ISBN・EAN: 9780380733354
感想・レビュー・書評
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"The Man From St. Petersburg"に続き彼の作品を購入。第2次世界大戦中のドイツ軍のスパイがイギリス国内で暗躍し、機密情報をドイツにもたらそうとするまでの出来事が描写されるのだが、登場人物一人ひとりの克明な描写、感情、景色、食からベッドシーンに至るまで、まるで映画でも見ているかのようにリアルに描ききり、読むもの(見るもの?)を全く飽きさせない氏の力量に脱帽である。
イギリス英語はなじみがなく、私の単語力では詳細な部分までは追いきれていないのだろうが、それを差し引いても、筋は明快であり、登場人物もそれほど多くないため、ぐいぐい読んでいける。
イギリスはスパイ小説のメッカと呼ばれるが、一スパイの人生に絡んでくるあらゆる人々の「物語」が壮大に描かれており、おまけに最後には意外な登場人物同士の人生における「結びつき」も垣間見られる。
まさに「読書は至福である」と思わせてくれる贅沢な一品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ本を2度 読むことはほとんどないのだが、これだけは、2度読んだ。 私の中のベスト本の1冊.
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Ken Folletの処女作でもあり代表作でもある。たしか27歳で書いたはず。
若いだけに迷いのない筋。
離島に住む若夫婦、という設定にやや無理を感じるが娯楽小説としていい出来。
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実際に読んだ本のISBNは0451141415なので表紙画像が違うのだけれど、現在入手できる書籍(ペーパーバック:マスマーケット)はこの画像の書籍になるようです。
参照:<A HREF="http://paperbackaterehwon.blogspot.com/2006/01/eye-of-needleken-follett-book-1944-29.html">diary@erehwon</A>