Gone Girl: A Novel

  • Ballantine Books
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本棚登録 : 79
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780385347778

感想・レビュー・書評

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  • 一言で言うならクズとサイコパスの心理戦。夫婦の5年目の結婚記念日に消えた妻。妻は殺されたのか、犯人は夫なのか。夫の一人称と妻の一人称で交互に語られるそれぞれのストーリーがこの事件を説明していくが、半分まできたところでガラッと方向性が変わり、そこから怒涛のシーソーゲームとなる。面白いのだがどちらもはっきりいって知り合いになりたくないタイプで肩入れできず、どっちが勝っても嬉しくない。。結末はある意味ハッピーエンド??お似合いの二人ではあるなというモヤモヤした感想が残る。

  • 読み終わった瞬間に思ったのは、「こういう終わり方しかなかったのか…」ということ。それにしてもAmyの話の作り上げ方が完璧すぎて抜け穴がないので、やっぱりこういう終わり方になるんだろうな…。それぞれのキャラクターや状況がしっかり描かれているせいで、終わり方にもとても説得力があってしまった。
    Amyに腹が立って途中読むのが嫌になりそうだったけど、最後にちゃんとみんな真実に辿り着けて終わることを期待して読み続けた。でもそれに至らずの苦しい終わりだったので、少し満足できず。
    人を信じられなくなりそうな話なので、今の年齢で読んでよかった…もっと若かったら、トラウマものかもしれない笑
    読むのにとても時間がかかってしまった。

  • Audible。 ナレーターはJulia WhelanとKirby Heyborne。

    フィンチャーの映画版は公開時に見ているので、「仕掛け」は知っているだけに、読むかどうか正直迷ったのだけど、最近ネットで「なぜエイミーに思わず共感してしまうのか?」論を見かけたりしてふと思い出し、程よく忘れているんじゃないかなと思って読んだ。

    とはいえもちろん印象的なプロットは覚えているし、正直最初はエイミー役のロザムンド・パイクの印象が強く、Audibleで最も信頼しているナレーターの一人であるJulia Whelanながら声の演技に違和感があった。
    小説の方が映画では削られたディテールがあったりニックの一人称語りがあるので映画よりはニックに共感できる(瞬間もある)のも面白かった。

    主役二人とも全然likableではないのだけど、こんなやつどうでもいいわとは思わせないぎりぎりの興味深さと、心理ミステリというジャンルもあってぎりぎり信じられるリアリティラインを保っているのが見事だし、最近読んだいろいろ詰めが甘いページターナーとは格が違いました。これをあの映画用の脚本に書き換えたのもすごいし、著者の書き手としての力量がうかがわれます。

    エイミーとは絶対に友達になれないしなりたくないんだけど、有名なクールガールの下りではやっぱり膝を打ってしまうし、ニックは勝手な男だけど、よりミソジニスティックなお父さんのようになりたくないと思うがゆえの自分を客観視する視線があったりして見捨てずに最後まで読めるし、キャラクターが一面的ではないのが魅力的でした。

    映画を見たときにも思ったけど、結婚している人が読んだら印象が違うんでしょうね。

    ★3.8くらい。

  • 急などんでん返しに鳥肌がぞわっと立ちました。映画化されましたが、ビジュアルで観る自信がありません、、、典型的なスリラーでなく、人間の醜い欲を見事に追求し、また完璧にツイストした物語です。それ故、「こんな人と出会ってしまったらどうしよう」と切実に思ってしまう程です。著者もどこかのインタビューで話していましたが、Amyのキャラクターは「無敵」ということのみに尽きる。言葉その通りに受け取ると、やはり最後の最後で、Amyの無敵さが少し半減してしまったのが残念だったかも。でもそれ以外は文句の付けどころが無いくらい、オススメの一冊です。

  • 心理的な怖さがある小説。後半はどんどん読まずにはいられなかったが、結末があれっ?という感じで少し拍子抜けしてしまった。

  • 翻訳も映画も見ずに挑戦。
    途中で止められなくなるほど面白い!と聞いていただけあって、英語でも挫折せずに読み切れた。次々と新しいカードが切られ、最後まで形勢逆転が繰り返されるので、とにかく飽きない。どうなるどうなる、とハラハラしながら読み切って、最後の落としどころに「うわあ…」と無言になる。そんな感じ。

    ところでこのタイトル、もう結婚している大人の女を「Girl」と呼ぶのってどうなのよ、と思ったけれど、そういえば日本でも、いい年した大人の女性を「〜女子」と呼ぶのがすっかり定着しているのだった。これって日本独特の感性ってわけじゃなかったんだ、というのが、自分の中ではかなりの驚きだったのだけれど、もしかして、英語の字幕や翻訳では、ズバリ「女子」って訳されていたりするのだろうか。
    たとえば「Gone Girl」は「失踪系女子」?「系」はいらない気がするけど「失踪女子」じゃ語呂が悪いし「いっちゃった系女子」じゃ、別の意味の「いっちゃった感」にすり替わってしまいそう。難しい。

    いずれ、映画か翻訳で答え合わせ?してみようと思います。

  • こ、こわかったー。予備知識なしで読んだので、前半??だったのが、後半、読み終わるまで家事放棄だった。

  • 評判どおり面白かったが,背筋がぞっとするような恐ろしさは無かった.ミステリーの読みすぎで慣れてしまったのかも.

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