Into Thin Air: A Personal Account of the Mt. Everest Disaster

著者 : JonKrakauer

• Anchor (1999年10月19日発売)

感想・レビュー・書評

[freespace450さんの感想 · 2010年5月6日]

ノンフィクションは、それなりに事実という迫力がある。　これも、そのような本だ。

[門松さんの感想 · 2006年4月18日]

ものすごく読みたい。でもそこまでスキルが…。まだ我慢だ。耐えてみせる。

[PostITさんの感想 · 2005年6月7日]

本の内容は、他の素晴らしいレビューアーに譲るとして、技術やビジネスがいかに発達しても、時として、自然の脅威には無力であることを痛感させられる本でした。

特に、遭難したプロガイドが衛星携帯電話で、自宅の妻と最後の会話をする場面は、技術の進歩が逆に無用な悲劇をもたらしているのかもしれません。スペースシャトルの事故を見ても、偉大なる自然の力に最後に対抗できるのは、人間の経験、勘に基づく一瞬の決断なのかもしれません。

著者の自然描写や登山用語を原書で理解していくには、ある程度の語彙力が必要ですが、辞書を引きながら、じっくり読んでもらいたい話です。海外検索エンジンで"Jon Krakauer"で検索するとKrakauer氏が本書読者の質問に応えたOutside誌のArticle等が見つかります。こちらも必読です。