- 本 ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780399214578
感想・レビュー・書評
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1987刊。
ある冬の夜おそく、床に就く時間もとっくにすぎた頃、パパと”わたし”(あるいは”ぼく”かもしれない)は、「アウリングに行く」。雪の中、ふくろうを見に行く。
go owling。良いフレーズだ。"ふくろう"を無理やり動詞にしてやると、五段活用になるから、ふくろいに行く、とでも訳すか。
ともあれところで、言葉のない絵本というのはいまやすっかり紋切り型になってしまっていて、本書も今であればむしろ言葉はなくして絵だけで表現されるかもしれない。十分にそれでも成立する絵本だ。
雪の中をさくさくと歩いていく二人の足音が聞こえてきそう。そこへ、ふくろうの鳴き声が立つ。
でも本書は黙らない。少しずつボリュームを上げていって、ちょうどいいくらいの音量と分量で、言葉が入る。しかも語り手は"わたし”/”ぼく”だが、その幼さにしては言葉が端正すぎるので、きっとこの語り手は長じてから幼少期を思い出しているのだろう。
時の隔たりや距離感というものを言語では表現できる。古い絵本だけど、この静かな絵のうえに、わざわざ言葉が乗っかっていることが、言葉って面白いなあと、一周回ってとても新鮮だった。 -
YL 1.0〜2.5 750語
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表現がきれい
多読として読むには、少し慣れてからの方が良さそう
訳読法には向いていないかも -
美しい英文に、美しいイラストの完璧な絵本。
小学校の教科書で読んだ気がする。邦訳も中々の名文らしい。教科書の文章とは少し違うそうだ。そっちも読みたいな。邦訳は『月夜のみみずく』。
私は簡潔な文章が好きみたい。 -
YL0.8 / 747w
86冊目/157,960w -
美しい絵、美しい英語。
しんと静まり返った冬の夜、ふくろうを探しに行くお話です。
コルデコット賞受賞作品。 -
真夜中に父と娘が、野生のフクロウを見に森へ出かけるお話です。
絵から寒さが伝わってきそうな、素敵な絵本でした☆
最初“Owling”って、フクロウを捕まえることかと思ってました(爆 -
S太朗5歳0カ月で読んだ本。私はこの本大好き。冬の寒くて静かな夜、フクロウを探しに行く様子…すごく好きです。
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月の明るい夜、お父さんに連れられてフクロウ探しに出かけた僕。寒ーい冬の静けさの中に、真っ白な雪を踏みしめる音が聞こえてくるような絵本です。思わず一緒に息をこらえてフクロウの登場を待ってしまいます。余韻に浸れる一冊です。747wd
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(YL2.5-3.5 750W) ・特撰(多読ブックガイド1版) 『月夜のみみずく』 「心がおちつく静かなお話し。お父さんの愛情がタップリつまっていて…
どんなに寒くっても、どんなに歩いても、
頼れるお父さんとなら平気。お父さんは何でも知ってる。
フクロウへの呼びかけの言葉も…
とても落ち着くいいはなしだった…」
★audibleで音源購入可
JaneYolenの作品






ほんとですか!まともに国語の教科書を開いたことがないもので、載ってたとしても気づくはずもありませんが笑 そうなんで...
ほんとですか!まともに国語の教科書を開いたことがないもので、載ってたとしても気づくはずもありませんが笑 そうなんですね。