Born a Crime: Stories from a South African Childhood

TrevorNoah

• One World (2016年11月15日発売)

感想・レビュー・書評

[qyさんの感想 · 2024年5月1日]

　時はアパルトヘイト終わり頃の南アフリカ。著者は、白人の父と黒人の母を持つ。しかし「異人種同士の間で、子どもが産まれることがあってはならない」−そんな時代でした。
　この本は南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアの自伝。母として、時には相棒としてトレバーに接する母との、親子の話でもあります。

[rolling pistachioさんの感想 · 2024年1月3日]

読み出すと 止まらない そういった 類の本でした。アメリカで出版される自伝はどれを読んでも，強烈な厳しい生育環境に育っていることが多いと思うが，南アフリカでの生育環境は，社会背景そのものが苛烈であり，想像を超えた世界を垣間見ることになった．面白おかしく，かなり誇張もはいって，書かれていて，英語も平易で読みだすと止まらない勢いがある．基本的には
成功した人が書いたことがばれているので，ハラハラドキドキはするが，ハッピーエンドがわかっていて安心して読めるので，こういう本がアメリカ人は大好きなのだろうと思った．