Sophie's world: a novel about the history of philo
- Berkley (1996年3月1日発売)


- 本 ・洋書 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9780425152256
感想・レビュー・書評
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古代ギリシアの自然哲学者から、ソクラテス、プラトンにはじまって、中世、ルネッサンス、ロック、カントなどを経ながら、ニーチェやサルトルなど実存主義、現代の哲学に至るまでの哲学の歴史が学べる小説。この世は何で出来ているのか、絶対的なものが存在するのか、人は経験で学ぶのか、などの、哲学者が取り組んだテーマ(projectと言ってた)を分かりやすく示し、各々の哲学者がどのように考え、どのような答えを出したのか、といった流れで説明されている。並行して、ソフィーに手紙を書く哲学者、ソフィーが受け取る、ヒルデという子に宛てたポストカード、という数々の謎が示され、それらのからくりが解かれていくミステリー小説にもなっている。
個人的にはダーウィンの話が面白かった。進化論や適者生存の原理、そもそも生物の最初はどのように発生したのか、といった話題が興味深い。高校の時に「倫理」という科目が好きだったので、そこで習った内容のおさらいをするという意味でも、個人的には面白かったが、近代の哲学はやっぱり難しい。この本は、昔のベストセラーで、子ども向けの「哲学の入門書」と言われているが、哲学自体はしっかり自分の頭で考えていくものなので、サラサラと読んでもなかなか理解できないと思う。
ところで、物語が進行していくにつれ、結局おれもソフィーやヒルデのことを物語として「読んでいる」ことになっている訳で、そんな「おれ」はなぜ物語ではなく、実在していると言えるのか、といったような不思議な感覚になる。その点で、著者に騙される、というか試される小説だと思うし、こんな風に小説を書ける著者もすごいと思った。(11/09/07)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前に読んだものですが、哲学に拒否反応がある私には、すご~く難しかったです。今は昔よりは英語力がアップしていうので、基本的な哲学者の名前と概要などをチェックしてから再チャレンジしてみたい一冊です。というか日本語で読んだほうがいいかも。
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2009年1月現在、頑張って読んでいる本。
500ページと分厚いので中々進まない。。
でも内容はすごく面白くて、哲学について知識の無い僕でも楽しく読めています。
英語の勉強には?ですが、純粋な楽しみとして読むのがいいんじゃないかな。 -
Sophie Amundsen was on her way home from school.
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良書。これから学問に携わろうとする全ての大学生、必読の書。「哲学」「西洋史」を考えるための確かな土台が築けます。特に日本史受験者におすすめ。
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娘のために父親の書いた哲学入門のための物語。これで哲学が分かった気になる。これで自分の哲学を持つきっかけになる。
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この本が発売されたときに新書で買って読みました。英文は簡単で読みやすいと思います。でも哲学の本だからまだ若かった私にはいまいちわかりずらかったかな。好きか嫌いかで言えば、うーん、嫌いではないですが。分厚い本なので読んだぞー!という達成感を味わいたいのなら、是非。
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大学入学が決定したとき、課題図書として読んだ作品!!分厚いけど、チャレンジしてみる価値は大アリです★
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哲学の世界に少しずつ溶け込める、そんな本。
JosteinGaarderの作品





