The Help

著者 : Kathryn Stockett
  • Berkley (2010年5月4日発売)
4.59
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  • 9レビュー
  • Amazon.co.jp ・洋書 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780425233986

The Helpの感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく面白かった

  • 映画は飛行機の中で2回見ました。が、一部見逃したり、聞き逃したりしたので、本を読むことにしました。

    人種差別がひどかった頃のアメリカ南部が舞台です。
    過酷な状況が、時にはシリアスに、時にはコミカルに描写されています。
    バスの座席が肌の色によって区分されていることは知っていましたが、利用できるトイレまで区別されているとは知りませんでした。

    母国では黒人をHELPとして酷使しながらも、アフリカの子供を救うために募金を募る白人女性達。そんな矛盾は今もどこかに存在しているのではないでしょうか?

    この本は語り手が変わり、それによって文体が変わるので、最初は読むのに苦労しました。
    当時のHELP達が使っていた口語が使われているからです。
     you was....
    I gone get...

    慣れてくると、頭の中でキャラクター達が話しはじめるようになり、どんどん読み進めることができます。
    この書き方のおかげで、Jacksonvilleの住人になった気分を味わうことができました。

  • 本書は3人の主人公(白人女性と2人の黒人メイド)が2-3 chapterごとに代わる代わる身の回りで起こった出来事を主観的に語るという構成になっており、それが最初から最後まで飽きることなく読めた理由かもしれません。

    人種差別の激しい60年代南部が舞台の話なので、Martin Luther King, Jr. Day(毎年1月第3月曜日)までには読み終えるつもりで進めました。

    この話に出てくるように、女性解放運動以前の保守的志向の強い南部では女性の社会的立場も現在と比べて著しく制限されており、こちらの視点から読むのもまた興味深いと思いました。 アメリカって諸外国と比べて女性の力が強いと思っていたけれど、この環境もそんなに遠い昔のことではなかったのですね。

  • 映画の予告編をみて読んでみようかなと思って例によって日本語文庫の半額で買えるペーパーバックで読んだのだが、面白かった。100%読み取れてはいないだろうから星4つ。最後がなんとなくあっけないというか完全なハッピーエンドにはならないんだけれど、なんとなく肩の荷がおりたみたいな終わり方だった。

  • Wonderfully written! The love, trust and bond between Mae Mobley and Aibee brought tears to my eyes. Also, there were some funny parts which makes one crack up out loud. I hope everyone gets a chance to read this.

  • 60年代アメリカ南部。それぞれ家庭を持つ白人の女達と、彼女らに仕える黒人メイド達の時に心温まり、時に心凍る交流を描く。人種差別問題は学校で学んでいたが、本作を読みより身近に、より生々しく感じられた。コメディ要素が多く含まれており重い題材を扱っているにも拘らず気軽に読めた。エンディングが望んでいた通りのハッピーエンドではなかったのが残念だが、後味は悪くない。

  • 1960年代、米国南部で黒人差別がまだ公然と存在していた頃、大学出たてでジャーナリスト志望の白人女性が、黒人メイド達がどのような思いで白人に仕えるか、というルポルタージュを書こうと決意し、二人の黒人の力を借り、執筆中も完成後もさまざまな抵抗や問題にあいながら、それを克服していくお話。

    この本が他と違うのは、「アンクルトム」や「ルーツ」のような黒人からの視点だけでなく、白人女性、しかも公民権運動には無縁な若者のちょっとした思いつきからはじまるところ。単に就職面接で「他にないものを書け」と言われて思いついた作品が様々な波紋を巻き起こし、差別問題の根深さを認識し、勇気ある黒人達を気遣いながら、逆に成長していく。登場人物は皆魅力的で途中からはハラハラの連続。

    最後の方は、ベタベタのハッピーエンドでいいから3人を幸せにしてあげて、と祈りながら読んでいたが、そうはならなかったが、明るい雰囲気のエンディングに作者の力量を感じた。

  • Good book about America's Black Civil Right's Movement.
    Heartwarming.
    迚も面白い日!
    【熊本学園大学:P.N.なし】

  • 授業で教科書的に学ぶのとは違って、これを読むと生き生きと主人公たちが動き回り、その泣き笑いに共感できます。いまからそんなに遠くない1960年代のアメリカの国の様子、特に南部の様子が見事に映し出されます。なによりも魅力的なのが、黒人のThe Helpと言われる家政婦の二人の女性。友情、愛情いっぱいで勇気に満ちた役柄です。特にMimmyのキャラクターとそれを取り巻くエピソードが群を抜いていて、暗くなりがちなこのテーマに明るい光をさしているようだと思いました。そして息子を突然亡くしたこころやさしいAibileen。彼女がいなかったら、彼女の美しい心がなかったら、ジャクソンのhelpたちはもっと苦労していたことでしょう。

    作品を読むなかで読者は虐げられているhelpの黒人女性たちの側に立ち、何度も何度も訪れるハラハラする瞬間に気をもみながら、「どうかだれも不幸な目に会わないで。」と祈る気持ちで読み進めます。黒人女性たちがバラバラだった心をある事件がきっかけで、その心を一つに重ね合わせていくその過程も感動ものです。

    そして、反対側の人間、白人女性たちの矛盾した虚栄心、そして時に心温まるhelpたちとの心の絆にも心打たれ涙します。キャラクターはとてもステレオタイプ的に書かれていますが、それがかえっておもしろかったです。黒人女性側に立つたった一人の白人女性Skeeterの心の葛藤も気をもみました。

    文章を読んでいて心温まるシーンはたくさんあるのですが、主人公の一人Aibileenの子供に対するまなざしがとてもとてもよかったです。子供のセリフもかわいくて声が聞こえてきそうでした。

    最後には澄み切った爽快な気持ちで読み終われるので、「ああ、いい話だったなあ。」と素直に感動しました。

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