The Hunger Games (Hunger Games, 1)
- Scholastic Pr (2008年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9780439023481
感想・レビュー・書評
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近未来のアメリカ(でも既に名前も"Panem"に変わっている)。"Capitol"という「中央」と12の属州(以前はあった13番目は「反乱」の時に壊滅させられた)があり、主人公の少女Katnisは12番目の州の住人。毎年、12の州は12歳から18歳の少年と少女を一人ずつ犠牲(じゃなかった、「捧げ物」)として中央に差し出し、24人は最後の一人が勝ち残るまで閉ざされた場所で闘い、殺し合う「Hunger Games」の参加者となる。Gameは逐一全国にTV中継されるビッグイベントだというところの狂いっぷりがすごい。
で、当然主人公はその捧げ物となりゲームに参加することになり、そしてすぐに死んでしまうわけではないはず、ということは誰にでもわかる。じゃあ彼女は見事優勝してそれでおめでとう!となるわけ? ……それじゃ意味がない。じゃあ何が起きるんだろう?っていうところが作者の腕の見せ所なわけだけど。この極限状態の設定で何が起こるのか。
ドキドキわくわくしてとても面白く読めたけど、最後のどんでん返しもお約束通りでとても上手かったけど、ラストがあまりにも中途半端(この先続編があるのだとしても)なのが残念。続きを読むかどうかは微妙。邦訳が出て図書館に入ったら読むかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高に面白い本です。アクションとロマンスがノンストップで続き、息もつかせぬ展開です。さすが脚本家をしていただけあって、ストーリーの作り方が上手いですね。どうやら映画化されるようですが、トワイライトシリーズのように、映画化の影響で作品全体の風格が安っぽくならないことを祈るばかりです。