The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures
- Scholastic Pr (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9780439813785
感想・レビュー・書評
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映画Hugo (2011) が絵物語を原作とした作品だとは知りもせず、想像もせずにいたのだが、ご近所Museum of Moving Imageでスコセッシに関する展示が企画され、その併映イベントとして本作が上映されることを知るやほらほらと足をそこに運んでみると上映に先立ち壇上に登って情熱的に本作の裏話を語ってくれる人がいた。
その人こそが著者ブライアン・セルズニックご本人!
あっという間にその人の人柄にも惚れ、二度目の3D鑑賞を終えた後には嬉々としてその場で購入したこの原作本を片手にサイン会の列に並んでいた次第。星ひとつ増量はこのため!ときにミーハーです、ハイ。(苦笑)
ページをめくるたびに感じたのはその「香り」。全ページに渡って5mm幅ほどの「ふち」があるのも理由なのであろうが、ときにパラパラ漫画のごとく十数ページも一気にはさまれる鉛筆画がそれに拍車をかける。つまりは500ページを超える白い紙の上に乗ったインクの量がとんでもないため、その「にほひ」が漂ってくるのである。こんな経験はおそらく初。
「映画版は映画に重点がおかれているけど、原作は映画はもちろんのこと『本』自体にも重点がおかれてます。やはり僕は物書きなので。」
とはご本人の談。最後のページにもどの紙を使って、どんなタイプフェイスを使って印刷して、どんな製本の仕方をして、どこで製本して…といったことを、彼の元の絵のための画材も併せて克明に披露してくれていた。このあたりにも『本』という媒体に対する彼の愛情があふれている。
作品としてもそのインク量以上に厚みがあり、映画とは若干異なる展開も含め満足至極。こうしてまたスクリーンでの鑑賞機会をみつける度に足を運んでしまうであろうことは容易に想像される。
次は原作との差を楽しみながら。
いやはや、贅沢な話である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぶ厚い本だけれど、イラストが多く、文章も易しく、読み易かった。
読後、Automatonと、georges meliesについて調べた。
興味深い。 -
25000words
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絵本じゃないけど 絵本に登録♪
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第2次大戦前のパリ。父を失くし孤児となったHugoは、駅で時計の保守点検を行う伯父の所に引き取られた。
父が形見として残したのは自動筆記人形のスケッチだった。博物館の屋根裏部屋にあった人形を修理しようとして父が描いたものだ。Hugoはその人形をひきとり、スケッチを参考に直そうと試みる。
ある日 駅にあるおもちゃ店から万引きしようとしたHugoは、店主である老人に見つかり、ポケットに入れていた形見のスケッチを取り上げられてしまう。必死で返してもらおうとするが老人は聞き入れない。でも老人はこの絵について何か知っているようで…。 -
やっと読み終わりました…。
読んだり、読まなかったりを繰り返してたら、
読み終わるまで2週間もかかってしまった(苦笑
ストーリーは…
駅でひっそりと暮らしながら、いなくなってしまったおじさんの代わりに
駅の時計番をするHugo。
彼は、お父さんが残してくれた時計仕掛けの人形を直すため、
駅構内にあるおもちゃ屋さんから、おもちゃを盗もうとするが、
おもちゃ屋の店主に見つかってしまう…
ってな感じでしょうか(苦笑
どうまとめて良いのか分からず、あらすじにするのは止めました;;
この本、ハードカバーで読んだんですが…
厚みがすごい!!
ハリーポッターのハードカバー版並みにあります(爆
でも、全てのページに文字が詰まっているわけでなく、
半分しか書いてないページがあったりw
次にすごいのが、絵!!
挿絵じゃなくて、ストーリーの一部と言ったら良いんでしょうか?
文章と絵で交互に語られていきます。
この絵が素敵で…特に、人物の目がっ!!
ストーリーもぐいぐい引き込まれていく感じで、
時間の関係で途中で止めるのに苦労しました(爆 -
厚みがあるけれど イラストも多いですよ
音源もあります
音を聞いているだけでも楽しいよ
(ちょっとキリン)