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- Amazon.co.jp ・洋書 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440157588
感想・レビュー・書評
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野球賭博がテーマ。レッドソックスのエースが、賭博容疑をかけられ、スペンサーがその調査に乗り出す。このエースには、人に知られたくない秘密があり、それが元で脅され、野球賭博に加担させられている・・・
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スペンサーはヤクザのDoerrとWally Hoggを殺した後、かなり落ち込む。彼には彼なりのモラルがあり、今回彼はそれを破った、と感じたためである。この時点では彼にはガールフレンドが2人いるのが面白い。(7巻の「初秋」の時にはもうすっかりスーザン一筋になっている)落ち込んだとき、彼が向かったのはスーザンのところだった。
レッドソックスが舞台、というのも面白く、当時はぶらぶらゲーム当日に球場に行けば当日券が買えた、というのもなんとも時代を感じさせる。私がボストンに最初にやってきた1989年当時もそうだったのだが、今はとんでもない。
ハードボイルド小説ならではの気の利いたセリフが多いのもこのシリーズの魅力だろう。こういうセリフは日本語にしてどれだけその面白さが通じるのか、ちょっと興味深いところではある。でもまあ、日本では昔からハードボイルドにはファンが多いから、日本語でもうまく表せているのかもしれない。
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