- Amazon.co.jp ・洋書 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440227533
感想・レビュー・書評
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泣いた。実話に基づく、ナチ占領下のデンマークでユダヤ人を庇う人々の話。読ませる話には苛々させる登場人物が付き物。この話でもナチ相手に秘密をぶっちゃけそうな餓鬼に苛々したが、この餓鬼が土壇場を切り抜ける伏線。見事な回収。
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第二次世界大戦中の、デンマークでのユダヤ人迫害についての本です。半分フィクション半分ノンフィクション。
驚いたことに、デンマークのユダヤ人のほとんどは、ボートで海を渡ってお向かいのスウェーデンへ逃げたんです。
そんなことをしたらドイツ人に殺されるって分かっているのに、助けたいと思えるのって凄い。
デンマークの人、すごい勇気があると思うし優しいと思う。
だって日本だったら有り得ないと思うから。国民が一丸になって助けるなんて絶対に無理だと思う。むしろ一緒になって迫害すると思う。
デンマークに行ってみたくなった(^0^)/ -
久しぶりの洋書です。(^ー^* )フフ♪
物語はシリアスです。
Nazisからユダヤ人家族を守りぬく切迫した中に愛と強さと結束の物語です。
あとがきまでしっかり読むとまたじんわりときます。
少女でありながら、必死に時代を把握し、怯えつつも勇敢で好感が持てます。
フィクションであってフィクションでない…そこがまたいいです。 -
戦争時代の占領下にあったコペンハーゲン(デンマーク)での人々の考え方や生き方に共感。やはりニューベリー賞に外れなし。平易な英語で読みやすく一気に最後まで読めました。
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第二次大戦中ドイツ占領下のデンマークを舞台にしたユダヤ人の少女とその友達のデンマーク人の少女の物語。日々激しくなるナチスのユダヤ人弾圧を前に、デンマーク人レジスタンスの助けをうけてユダヤ人の少女がスウェーデンに脱するまでを描く。
これは語学学校の課題で読まされたのだが、先生がたまたま結構年を食ったデンマーク人で、彼女の母親の話を聞く機会があったりとても印象深い授業だったのを覚えている。
戦中のヨーロッパの生活状況にも触れているしで勉強にもなった。
おれがスカンジナビアの国々に興味を抱く一つのきっかけにもなった本。 -
the giverを先に読んでしまったせいか、ルイスローリーの最高作とは言えるかどうか…人によりけり