- Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440236702
感想・レビュー・書評
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亡くなった人からの連絡、自分に降りかかる疑惑に逃亡劇と、
あれこれ盛り込まれていて、前半の謎を広げていく様子は
面白かったけど、後半失速気味に感じた。
他の本もそうだったかもしれないけど
この本は、セリフが芝居かかっている気がする。
そんなこんなで、★★★☆☆。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすさレベルは6位でしょうか。
ハーランコーベンの本はマイロンシリーズばかり読んでいましたが、今回は初の読み切りです。
この作家は最後まで展開が読めないのがウリですが、今回も最後の最後にやられました(ちょっとずるいけど)。また、話の展開がテンポよく進むので先が気になって時間があると読んでしまいます。最後の方は1日30ページ以上読んでいました。 -
小児科医ベックは、暴漢に襲われて瀕死の重症を追い、同時に妻エリザベスを拉致され殺される。妻の死から8年後、ある日不審なメールが届く。そこには自分と妻しか知らない思い出の事が書いてあり、"Tell no one"と警告されていた。メールにあったリンクを辿ると、ネットの映像が現れ、その中に死んだはずの妻の姿があった。同じ頃、8年前の事件現場の傍の地中から2人の男の死体が発見される。その後ベックは独自に調査を始めるが、警察は男達の殺人容疑をベックに向け、また別の組織がベックの周辺を見張り始める。この作品のキーワードは「家族」。ベック一族、エリザベスの実家、ベックの父が勤めていた財閥スコウプ一族、そしてベックの患者TJの父で麻薬ディーラーのタイリーズの4家族のメンバーが、それぞれ重要な役割を果たす。タイトルの"Tell No One"はベックに宛てた警告の意味と同時に、登場人物たちが誰にも何かを言わなかった事から、やがては大きな事件となっていくという、2重の意味を持つ。そして最後の1ページで、予期しない人物も秘密を持っていた事を読者は知る事になる。初めて読んだハーラン・コーベンの作品だったけど、十分満足し、この作家の他の作品も読みたくなった。
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