The Appeal

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780440243816

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの再読じゃない洋書です。
    しかし、洋書は読むのに時間がかかるわ〜。
    私は日本語の本を読むのは早く、昼休み30分あったら簡単な新書なら読み切る位のスピードはあるのですが、洋書となるととたんに読むのが遅くなり、この本なんか、8時間以上かかってると思います。
    #audibleの朗読では12時間33分なので、音読よりちょっと早い位のスピードしか出てないってことですねぇ。
    日本語ならかかっても片道45分の通勤時間4回分くらい(=3時間)で読み終わってると思うんですが、やはり日本語と英語じゃ読書のキャリアが違うからなぁ。

    お話は、とある化学薬品会社が廃棄物を地中に不法に投棄して、それが地下水汚染を引き起こし、水道水を飲んでいた町中の人たちがガンその他の病気にかかってしまったことに対して起こしていた裁判で原告側が勝利するところから始まります。
    いわば、以前見たDVDのエリン・ブロコビッチの続きから物語が始まるといったところでしょうか。

    ここで敗訴した大手化学薬品会社は控訴して戦いの場がミシシッピ州の最高裁判所へ移されます。
    ここから裁判劇が始まるのかと思いきや、なんと話は最高裁判所の裁判官の選挙へ。
    折しもミシシッピ州の最高裁判所の裁判官の改選の時期を迎えていたため、この薬品会社は自分の言うことを聞く弁護士を裁判官候補に仕立て上げ、金をつぎ込んで選挙戦へ。

    いや〜、悪の化学薬品会社の金に糸目をつけない選挙戦が成功するのかしないのか、その他のありとあらゆる画策が、そこまでするか〜って感じで続きが気になって気になって仕方がありませんでした。
    最後の最後までsuspendな状態。

    アメリカの裁判制度をよく知らないと理解しにくいところもあるかもしれませんが、読んでいる間にミシシッピ州の裁判制度がわかるというメリットも。

    洋書は面白いし、ためになることもあるけど、今年はビジネス書を優先して読みたいのでまたしばらく洋書はお休みしかなぁ。

  • 化学会社が産業廃棄物を垂れ流して地下水汚染を引き起こし、その水を飲んでいた子供と夫が癌で亡くなった、という訴えで多額の賠償金を勝ち取った。その裁判結果を不服とする会社が最高裁判所への上訴請求、最高裁の判事の入れ替え選挙に介入していく。
    最後の最後まで、どんでん返しを期待していたが、現実は厳しかった。
    ちょっと後味が悪い。

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