The Little Island: (Caldecott Medal Winner) (Dell Picture Yearling)
- Dragonfly Books (1993年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440408307
感想・レビュー・書評
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「小さな島」の四季が順に描かれるのかと思いきや、
夏、人間とともにヨットに乗って島を訪れた子猫と島のなかなか哲学的な会話が挟まる。
「なんて小さい島なんだ」と子猫。
「君もだよ」と島。
「ぼくも小さな島かもしれないけど」と子猫。「宙にういた小さな毛の島さ」
そして彼は地面を離れて宙にとびあがった。
「まさにそれが君さ」と島。
「でもぼくはこの大きな世界の一部だよ」と子猫。「ぼくの足は上にのってる」
「わたしもさ」と島。
「いやちがう」と子猫。「君のまわりはぜんぶ水に囲まれてて陸から切り離されてる」
「魚に訊いてみなよ」と島。
とこんなふうにやりとりが続く。つづいて魚との、「信用」、「"秘密"と"信じること"」をめぐるやりとりがある。
「彼は秘密が大好きだったので信じた。」
この1文がすばらしかった。
レナード・ワイズガードの、今にも動き出しそうな、力強くいきいきとした絵もよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵がとても綺麗。
きれいな海に浮かぶ島、そこに住む動植物たちが季節感を持って、生き生きと描かれています。
英語のレベルはそれほど高くないですが、詩のようにきれいに流れる感じの文章だと感じました。
人によっては少し読みにくく感じるかもしれないです。
ブログにも紹介文を載せています。
(ネタバレなしです。)
http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-11014668025.html -
・1947受賞
・ペーパーバック -
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YL:1.0
語数:721(amazon.comより) -
島の自然描写の間に、ヨットでやってきた猫と島の会話があります。<BR>721語
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1947, Ages 4-8