- Amazon.co.jp ・洋書 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440422952
感想・レビュー・書評
-
131,494words
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
公開授業も終わり、家族も実家に帰っているこの時期集中して読もうということでネットで購入。John Grishamは久しぶりでワクワクしながら読み進めたが期待を裏切らない展開に大いに満足。
冤罪を扱ったシリアスなもので、涙を誘う場面もあったが、まるで映画を見るかのようにストーリーがめまぐるしく展開する。登場人物もそれなりにいた気がするが、なぜかあまり混乱しないで読ませるのがGrishamのすごいところ。一文が短くパッとシーンがイメージできるような語り口が、その一因だろうか。弁護士を主人公に話が展開する話がGrishamは多かったが、今回は辣腕弁護士であるRobbieももちろん主人公であるが、プロテスタントの牧師であるKeithが、もう一人の主人公として(むしろこちらがメインの主人公か)話が展開していくのも魅力的である。
冤罪の結果どうなるかハラハラ読み進める前半、その結果周囲の人間にどんな影響が及んでいくかを述べる後半。読む前は前半の部分で話が完結するのかと思っていたので、意外に長い後半に多少読み進めるのに疲れてしまう部分はあったが、それは私が予想を間違ったからで、後半も十分読者を開きさせない展開になっている。
ひさしむりのGrisham節を堪能させていただいた。 -
Kindle版を読みました。初めてKindleで読んだ小説です。