- Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440867616
感想・レビュー・書評
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読了:2013/10/19
46000
安定の Jacqueline Wilson。ページを先に進ませる力が違うわ〜。
子に愛情のない親の書き方が、なんでこんなに上手いのだろう。
初っ端から虐待場面だったり、「私はずっと良い母親だったのに、なんでお前はそんなに敵対心向きだしで、扱いづらく、私に迷惑をかけるのだ」とのうのうと言い放つ場面などは、フラッシュバックしてしまってしんどかったけど、全体の雰囲気は暗くなく、読みやすかった。
ただ、最後に Mum, I still love you とか言わせてしまうのは、母親が年取って男に相手にされなくなってからタカリに来られるフラグになっちゃってるよな…
India の、最後の独白がいい。この距離の取り方が、できる人ばかりじゃないと思う。
どうにかしたら、愛情を得られるんじゃないか、もっと頑張れば…もっといい子になれば…と、可能性が0%であることを認められずに、離れられない人が多いと思う。
My mom and dad are splitting up. Sometimes I feel as if I'm splitting up in two. Other times I don't care at all. I can't help it that they've made a mess of their lives. I just don't want them to make a mess of my life too.
anorexic 拒食症の詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トレジャーはお母さんと継父とそのこどもたちと住んでいます。
彼女が住んでいるのは、あまりお金持ちが立ち寄らぬところ。
トレジャーの継父もお酒をのんで暴力を振るうような男。
ある日、トレジャーは継父にベルトで殴られて額に傷を負います。
それを知った祖母はトレジャーを連れ帰ります。
一方、インディア。
彼女は人気子供服デザイナーの母と父と暮らしています。
父母の中が近頃よくないことも感じています。
インディアのお母さんがデザインした素敵な服は太ったインディアには似合いません。
「ダイエットしなさい」なんてプレッシャーをかけるお母さん、でもインディアはもっと自分のいいところも見てもらいたいのです。
そんなトレジャーとインディアが友達になります。
もちろん、お金持ちのインディアの家には内緒。
お互いの持っていない物を持っているとお互いに相手をうらやましくも思っています。
そんな頃、トレジャーのお母さんと継父が迎えに来るというのです!
ナン(おばあさん)は話をしている間にどこかに行っていなさいと言いましたが、ふたりに見つかってしまいました。
追いかけられて逃げるトレジャー。
行きついたのはインディアのところ。
インディアの家族に知られたら反対されること間違いなし。
インディアはそっとトレジャーをかくまいます。
自分の子どものトレジャーより酔っては暴れる男を選ぶ母も理解できませんが...いるんでしょうねぇ。
そんななのに、名前がトレジャーなんてさびしくなってしまいます。
子どもはどんな親でも愛されたいと望んでいて、それがとても痛ましくて。
救いは愛情深い、若々しいおばあちゃんナンの存在♪
ナンがいなければ大人不信になってしまうでしょう。 -
A couple of days ago I read my 41st book in English this year without using a dictionary. For a long time I've had negative feelings against British books because I'm not good at British English. Different spelling words and expressions in British English always make me nervous. The book was the first time for me to read, and I really enjoyed it. I realized that both British books and American books don't have a big difference.
Now, I became confidence in reading British books and would like to try reading British books more. First of all, the author's book that I read this time wasn't difficult for me, so I want to start reading her books more.