Who Was Queen Elizabeth I? (Who Was?)
- Penguin Workshop (2008年7月3日発売)


- Amazon.co.jp ・洋書 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9780448448398
感想・レビュー・書評
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多読用に読んでみた。わからない単語があったが、文章から想像できるような流れになっている。
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総語数:8184
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女王が統治するということが甘く見られ、立場的に結婚することを避けたのだろう。結婚相手が他国なら国を乗っ取られ兼ねない。
そういった理由で女性の幸せより、国を統治する立場に徹した。そして優秀な側近がいたのも幸いした。 -
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読了:2011/12/9
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表紙が強烈。
中身はやさしい英語で結構詳しく書いてある。
教育係アスカムとか、侍女カットなどあんまり日本では有名ではない(と思われる)人たちもきちんと描写されている。
エリザベスは父ヘンリー8世の所業をずっと見てきた。王は王妃を簡単に切り捨てることができる、そしてその首を簡単にはねることができる、ということを分かっていた彼女は、だれの王妃になる気もなかった。だが、ヒトの心理を良く心得ていたエリザベスは、同時に、結婚に気のあるそぶりを見せることで、国を守った。エリザベスが結婚に応じるかもしれない、と期待を持っているうちは、各国は武力でイングランドを攻めることはしないだろうから。
…という内容をものすごく平易な英語でたった数ページで描ききっている。
【cousin について】
Mary Stuart のことも、その息子 James VI のことも、(Elizabeth's) "cousin" と呼んでいて、彼女らの親族関係は「いとこ」じゃないよねぇ、変だな~と思った。
だが、調べたところ、英語の "cousin" は日本語の「いとこ」よりも指す範囲が広く、同年代の傍系親族すべてを指すということだった。
・Dictionary.com: one related by descent in a diverging line from a known common ancestor, as from one's grandparent or from one's father's or mother's sister or brother.
・Wikipedia: a relative with whom a person shares one or more common ancestors.
厳密に「両親いずれかの兄弟姉妹の子」を指す場合は、"first cousin."
またいとこ(=はとこ=祖父母いずれかの兄弟姉妹の孫)は "second cousin."
いとこ違い(いとこおじ/おば=両親のいとこ、いとこ甥/姪=いとこの子)は "first cousin once removed."
メアリー・スチュアートの父とエリザベス1世がいとこ同士だから、彼女らの関係は "first cousin once removed" に該当する。それをもっと大雑把な "cousin" で表現している。