The Pillars of the Earth (Kingsbridge)
- Penguin Books (1990年7月9日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (1024ページ)
- / ISBN・EAN: 9780451166890
感想・レビュー・書評
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おもしろい小説でした。
英国中世史や、キリスト教を取り巻くものごとの成り立ち、
について興味深く読みました。
勿論、全体の一大モチーフとなっている
教会建築についても、なるほど、とうなずかされることばかり。
居住地であるヨーロッパについて、新たな輪郭を重ねることが
でき、その意味でもおもしろかった。
小説の質としては、作者ならではの“大河小説”です。
次から次へと頁を繰りたくなるのは、さすがです。
ただし個人的には、小説を味わう際に“本質の光”の断片を
見せて欲しいと思っているので、星は少し減らしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか読む順番がまわってこない^^;
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12世紀のイングランドの架空の村、キングスブリッジを舞台にした歴史小説。火事で焼失したキングスブリッジの大聖堂を、再建する物語だが、いくつものストーリーが複雑に絡み合って、物語を織り上げる。
Pillars of the Earth を読んだ
http://fionfion.seesaa.net/article/155425079.html -
The small boys came early to the hanging.
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2008/2/26から、読み始めました。第一印象は、次が小さい!ぎっしり詰まっています。
まだ途中(カタツムリのペース)ですが、中世を舞台にした大河小説的な雰囲気。続きが気になる。
読み終えたのがいつだったか忘れました(笑)これ誰だったっけ?を繰り返しつつですが、最後まで読み通すことができました。初Ken Folletでしたが、こんなにおもしろい小説は久々だったような気がします。他の作品もぜひ読みたいです。 -
中世の欧州、とくに英国/フランス/バチカンのからみ、教会組織、政教の勢力模様、一般市民の生活の様子、そしてゴチック建築に何らかのご縁ある人には必読。
出てくる女性軍が強いのも心地よし。
相当背景を調査した様子で、大変質の高い「歴史小説」と見た。
昨今の「Dan Brown」的ハリウッド意識した「そんな馬鹿な」たる無理な展開なし。ましてや話が何層にもなっており、米国系単純明快起承転結とは比べ物にならない。
腐っても鯛、いいぞ、Great Britain!