My Stroke of Insight: A Brain Scientist's Personal Journey

著者 :
  • Penguin Books
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780452295544

感想・レビュー・書評

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  • 本書は ある日突然、脳卒中に襲われた脳科学者が病状発生から治療、リハビリを経て回復までに至る過程を客観的に観察した記録とこの経験が彼女にもたらした深遠な洞察の記述である。また大脳生理学、解剖学の簡単な説明も書かれています。
    また著者はTimeのMost influential people 2008に選ばれており、TEDで講演したりしています。

    私見としては 大脳の働きを解明、実証してそれを発達させる方法を説いた貴重な記録であり、ある意味、死と再生の物語だと思う。
    死の淵を彷徨った代償として得られた洞察とは 万物との一体感(I was at one with the universe)、そしてその洞察によってもたらされる内面の絶対的平和と慈悲の心。まるで仏教の到達しようとする境地ではないだろうか。このような霊性的直覚は左脳の機能を失うことにより右脳の直感力が表出してもたらされたようだ。
    また特筆すべきことは奇跡的な回復が彼女の回復への意思があればこそなのだが、脳の持つ可塑性"neuroplasticity"ゆえに可能だったということです。やはり脳には計り知れない潜在力があるようです。
    "neuroplasticity" を脳科学者自らが実証したということでとても貴重な記録だと思います。

  • まだ途中だが、脳の研究者の著者が、脳血管障害を発祥し医者の診断は残酷だったが、素直に受け止めリハビリと学習で社会復帰する話。
    脳の本当の力は、脳学者の著者も知らないほどの潜在能力を秘めている。私も脳血管障害を発祥したが、この本は何かを教えてくれる。

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