The Fault in Our Stars
- Dutton Books for Young Readers (2012年1月10日発売)


- Amazon.co.jp ・洋書 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9780525478812
感想・レビュー・書評
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さよならを待つふたりのために
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Audibleで。
http://www.audible.com/pd/The-Fault-in-Our-Stars-Unabridged-Audiobook/B006T49WNW
パフォーマンスはすばらしかったが、若者らしい早口で語られるので、哲学的なやりとりのあたりなどは、耳が追いつかない部分もあった。
恋愛小説なのだからそっちにフォーカスするべきなのだろうけど、じつは親子関係がいちばん心に残った。
ヘイゼルが自分は grenade だといって泣くところはぐっときたし、ラスト近くの母とのやりとりもよかった。ここまで深くこまやかな親子関係を築けたらなあ。
バン・ホーテンの造形も含め、センチメンタリズムに流れない感じがよかった。 -
この手の病気と恋愛みたいな話は個人的にはそこまで好きな話ではないけれども、とても素敵な言葉が本の中にちらほらと。次はこの著者のLooking for Alaskaに挑戦してみようかと。
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肺ガンで酸素ボンベをつけながら生活する16歳の主人公Hazelが、似た境遇の少年少女が集まるサポートグループで、癌で片足を失ったAugustusという17歳の青年に出会うところから物語が始まる。
そしてHazelが好きな1冊の本を通して2人の仲が深まっていく。
癌とか死とかももちろんテーマの1つではあるけど、どの登場人物も生き生きとしているし、とくに2人の掛け合いはユーモアたっぷりでついつい笑ってしまう(わざと難しい英語を使ったりするところは読解に苦しむものの・・・)。
Amazonページの書評のなかにあった「You laugh, you cry, and then you come back for more」という一文が、シンプルだけどまさにぴったり。
こういう作品にもっと出会いたいと強く思った。
そしてすっかり作者JohnGreenのファンになってしまったので、他の作品にも手を出してみる。 -
酸素ボンベがないと自分で満足に呼吸もできない、肺癌と闘う16歳のHazel。ある日、サポートグループの集まりで、同じく癌で片足を切断し、義足で生活する17歳のAugustusに出会う。Hazelが何度も何度も読み返すほど大好きな、癌の闘病生活を送る少女を主人公にした本を彼に薦めたことをきっかけに2人の仲も急速に深まっていき、その本の結末の更にまた続きを本人の口から聞く為、作家の住むアムステルダムにまで、HazelとAugustusはHazelの母親を付き添い人として連れ、一緒に旅行に出掛ける…。
この本には癌と闘うteen達がたくさん登場します。HazelとAugustusと仲がいい友達の1人も、癌のせいで目を切り取ることになり、それが原因で彼女に振られるIssac。みんな人生はfairではないと理解しつつもやっぱりどこかで納得できないまま…それでもやっぱり頑張って生きてる。今まで出会った本や映画では、カップルのどちらか1人が重病で、もう1人は健康体、っていうパターンがほとんどだったと思うけど、これはHazelもAugustusもどちらも癌患者ということで、teenの恋愛と言えど、お互いへの理解度というか支え合う姿勢というか、2人の間にとてもしっかりと太い絆を感じることができると思う。HazelとAugustusの、お互いの両親との関係も感動的。最後のほうはボロボロ泣いてしまった…。
2人と作家とのやりとりで、作家の言葉が哲学チックで内容がちょっと理解し難かった部分があるけど、その他は全体的に聞き取りやすい内容です。が、やっぱり「楽しい!」っていう内容ではない。Audio bookはやっぱり聴いてて楽しいものを選ぶべきかな…。
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